ルート帯等を検討する初の「計画調整会議」国・県・南佐久郡6町村の代表が意見交換

[caption id="attachment_5627" align="alignleft" width="300" caption="具体的なルート帯やICの概略一を協議する「計画調整会議」"][/caption]

中部横断自動車道・長坂JCT~八千穂高原ICの長野県内区間のルート帯等を検討する「計画調整会議」の初会合が9月21日、長野県庁で催され、国や県、南佐久郡6町村の代表が意見を交わした。

会合では、国土交通省関東地方整備局長野国道事務所の吉見精太郎所長の議事進行により、会議の発足に伴う規約が決められたほか、具体的なルート帯やICの概略位置が協議された。

長野県では、昨年から今年にかけて、地元自治体、地元住民、民間団体と連携・協力しながら地元合意形成を推進。「ルート帯は、現在建設中の八千穂高原ICの位置、優良農地への影響、地域の利便性等を考慮し、国道141号の西側が望ましい」、「アクセス性を考慮して松原湖付近、南牧村役場付近、野辺山原付近に政策ICを整備してほしい」等の意見を集約し、国に提示していた。

初会合ではこの意見集約を受けて、今後も県、沿線町村、国が連携し、地域との合意形成を図りながら、現在3㌔幅で示しているルート帯を1㌔幅に絞り込み、インターの設置箇所も具体化させて行く方針を確認した。長野国道事務所中部横断自動車道推進室の佐藤尚室長は「絞込みまでの予定は現時点では未定ですが、なるべく早く進めたい」と話している。

中部横断道は、静岡県静岡市を起点に山梨県甲斐市を経由して長野県小諸市に至る延長約132㌔の高速自動車国道。現在34㌔(整備率27%)が開通している。

今年度、八千穂高原IC~佐久南IC約15㌔が開通することで整備率は40%になる見込み。

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