訪日外国人観光客向け高速乗り放題パス「Japan Expressway Pass」10月13日から販売 全国の高速道路が定額で

石井啓一国土交通大臣は9月26日の閣議後の記者会見で、全国で使える訪日外国人観光客向けの高速道路乗り放題パス「JapanExpresswayPass」を販売すると発表した。レンタカーで利用する場合、NEXCO東日本、中日本、西日本の高速道路3社を中心に、全国で高速道路を定額で利用できる。来月13日から販売を開始する。

パスは、有効期間は7日間と14日間の2種類あり、価格はそれぞれ2万円と3万4000円。全国にあるレンタカー会社計275店舗で、利用開始前に申し込みを受け付ける。

対象エリアは、東日本(北海道を除く)、中日本、西日本(第二神明道路、関門トンネル、関空橋利用税を除く)が管理する高速道路と宮城県道路公社が管理する三陸自動車道(仙台松島道路)、京都府道路公社が管理する京都縦貫自動車道、兵庫県道路公社が管理する播但連絡道路。

高速各社が地域別に乗り放題パスを発売した例はあるが、全国を対象としたパスは初の試み。石井国交相は「高速道路のネットワークは全国各地で繋がっているので、東京、富士山、関西を周遊するゴールデンルートのみならず、高速道路網を通じて、全国各地域に外国人旅行者に訪れていただければ。これにより、地方部の誘客、活性化に繋がることを期待している」と説明した。

同パスはNEXCO3社と宮城県、京都府、兵庫県の道路公社の6社共同で販売する。各社では「訪日外国人の旅行を1万㌔の高速道路を応援します!」と、利用促進に向けた取り組みを進める。

分かりやすい道路案内として、ナンバリング標識を20年度までに概成させるほか、SA・PAのコンシェルジュやお客さまセンターによる安心・快適な旅をサポートする対応を強化。また、SA・PAでは日本の魅力にあふれたお土産品の提供に努める。

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