中部横断道の全通に向けて「峡南地域の道の駅ネットワーク協議会」を設立

[caption id="attachment_10084" align="alignleft" width="300" caption="長崎山梨県知事らで設立キックオフミーティング"][/caption]

山梨県と国土交通省、峡南地域の5町、5つの道の駅は8月19日、来年夏頃に予定される中部横断自動車道(静岡・山梨間)の全線開通を見据え、沿道にある道の駅が連携し、観光振興や地域活性化に取り組んでいく「峡南地域道の駅ネットワーク協議会」を設立した。県が道の駅のネットワーク化事業をするのは初めて。

峡南地域には中部横断道沿線に、「富士川」、「しもべ」、「みのぶ富士川観光センター」「なんぶ」、「とみざわ」の5つの道の駅が立地。現在、各道の駅で特産品の販売やイベントでの情報発信を個別に行っているが、単独では実現が難しい取り組み・活動を、5つの道の駅が連携して情報・サービスを提供することで、地域の魅力向上や県内外の観光客を道の駅だけでなく峡南地域全体へ波及させることが狙い。

同日、県庁防災新館で、協議会設立のキックオフミーティングが開催され、長崎幸太郎山梨県知事と、市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町の各町長が顔をそろえた。それぞれの道の駅の現状や課題を共有し、情報発信などについて相互で連携し、更なる来訪者の満足度向上や地域活性化を目指すためのメニューを立案、実行していくことなどを確認した。

長崎知事は「それぞれが持つ魅力を点や線だけでなく、面として活性化の効果を広げていきたい」と挨拶。望月幹也身延町長は「各町の特徴を活かし、連携を結ぶことで、広域的な発展につながる」と期待を述べた。

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