関西高速道路ネット推進協8日要望 淀川左岸線(2期)早期に

[caption id="attachment_10075" align="alignleft" width="300" caption="名神湾岸連絡線の新規事業化等を求めた"][/caption]

「関西高速道路ネットワーク推進協議会」(会長=松本正義関西経済連合会会長)は8日、名神湾岸連絡線、淀川左岸線(2期)などの早期整備と予算確保を赤羽一嘉国交相に要望した。

同協議会は関西圏の環状高速道路のミッシングリンク早期解消を目指し、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪・神戸・奈良の3商工会議所と大阪府、兵庫県、奈良県、大阪市、神戸市で構成。当日は松本会長のほか、井戸敏三兵庫県知事、荒井正吾奈良県知事、高橋徹大阪市副市長が上京し、赤羽国交相に要望書を手交した。

要望書では、関西圏の環状高速道路の形成に向け、名神湾岸連絡線の21年度の新規事業化を求めたほか、25年大阪・関西万博の重要なアクセスルートとなる淀川左岸線(2期)の早期整備を要請。また、広域的なネットワークを形成し、関西のインフラが持つストック効果を最大限に発揮させる重要な路線として大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)、淀川左岸線延伸部の予算確保、更には、関西圏のネットワーク形成に必要な大和北道路、神戸西バイパスの予算確保も求めた。

松本会長ら要望団は「関西のヒト・モノの円滑な移動を阻害している阪神間や大阪都心部等における慢性的な渋滞を解消し、国際コンテナ戦略港湾・阪神港の物流機能強化、関西3空港の連携強化、大阪・関西万博を契機とした広域周遊観光の振興を図るとともに、大規模災害等に備えた強靱な国土づくりを着実に進めるためにも、環状ネットワークを早急に整備することが必要不可欠」と訴えたのに対し、赤羽国交相は「関西の発展のためには道路は大事。ネットワークがつながると随分変わる」と応じ、理解を示した。

同協議会は当日、国交省のほか財務省も訪問し、宮島政務官に要望書を手交。関西創生に必要不可欠な環状高速道路整備の予算確保を訴えた。

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