丸山島根県知事と沿線首長ら 4車線化で要望活動 山陰道の通行止め教訓にトラ協も

[caption id="attachment_8534" align="alignleft" width="300" caption="阿達国交政務官に要望書を手交"][/caption]

丸山達也島根県知事と、高速道路沿線首長らは8月9日、国土交通省を訪れ、県内高速道路(有料区間)の4車線化を求める要望活動を実施した。

丸山知事を筆頭に、近藤宏樹安来市長、石橋良治邑南町長、能海広明松江市副市長、近重哲夫浜田市副市長と、島根県トラック協会の三島進会長は、阿達雅志国土交通大臣政務官と面談した。

浜田自動車道では、大雪により3日間の通行止めが発生し、住民生活や物流に多大な影響を及ぼしたほか、並行する国道261号も脆弱であることから、早期4車線化の必要性を説明。

山陰自動車道(安来道路)では、大雪による通行止めが発生し、並行する国道9号も同時に通行止めとなった実績からリダンダンシー確保の観点で課題を抱えている。

また山陰自動車道(松江玉造IC~宍道IC)については、山陰自動車道の通行止めにより国道9号に交通が集中し、長時間にわたり大渋滞が発生するなどの課題に加え、宍道ICは、松江方面の分合流部に付加車線がなく、特に合流部については停止する車両が発生するなど、事故防止の観点で課題を抱えていることを説明。

安全性や定時性の確保とともに、大規模災害時においても人流・物流が確保されるよう、4車線化を強く訴えた。

また、国土強靭化のための3か年計画を着実に実施するための予算の確保、21年度以降も継続して所要額を確保することを要望した。

阿達政務官は「当該地域にある課題は認識した」と応じた。

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