全線開通へ整備促進求める 伊豆縦貫道合同促進大会 大会後、国交省へ決議提出

[caption id="attachment_3893" align="alignleft" width="300" caption="「早期全線開通と速やかな4車線化を」と挨拶する川勝静岡県知事"][/caption]

伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会(会長=川勝平太静岡県知事)、伊豆縦貫自動車道建設推進期成同盟会(会長=田中豊下田商工会議所会頭)、東駿河湾環状道路整備促進期成同盟会(会長=栗原裕康沼津市長)は7月29日、東京・平河町の都道府県会館で合同促進大会を開催。伊豆縦貫自動車道の全線開通に向けて、天城峠を越える天城湯ヶ島~河津間の早期事業化や天城北道路、河津下田道路、東駿河湾環状道路の整備促進を強く求める大会決議案を満場一致で採択した。

主催者を代表して登壇した川勝静岡県知事は「豊富な自然環境を有する伊豆地域は、東京五輪を控える20年は世界に羽ばたく年となる。増加する来訪者に対応するため、また安全安心のためにも伊豆縦貫道の全線開通と渋滞の著しい区間の速やかな4車線化は早期に進めなければならない」と挨拶。7市6町でつくる「美しい伊豆創造センター」と県が3月、伊豆半島道路ネットワーク会議を立ち上げたことを報告した川勝知事は「命の道である伊豆縦貫道はネットワークの背骨であり、1日でも1カ月でも早くつくり上げる覚悟」と熱く決意を語った。

大会では旅館女将など地元観光の関係者や消防組合、漁業協同組合の方々から寄せられたビデオレターも公開され、伊豆縦貫道の早期整備に思いを寄せる生の声が臨場感たっぷりに披露された。

大会後、川勝知事ら要望団は国土交通省、財務省を訪問し、決議を提出。決議実現のため、道路事業全体の予算、17年度当初予算の確保を要請した。

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