全高速特別要望 強靱化5か年対策予算の安定的な確保を 加藤官房長官、麻生財務大臣「骨太方針に」


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全国高速道路建設協議会(会長=村井嘉浩宮城県知事)は5月26日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため書面総会となった第57回総会の決議を政府に申し入れるため、特別要望を実施した。当日、村井会長、濵田省司副会長(高知県知事)は加藤勝信官房長官、麻生太郎財務大臣と面談。高規格道路のミッシングリンク解消によるダブルネットワーク化の実現、暫定2車線の4車線化、国土強靱化のための5か年加速化対策の当初予算の確保を訴えた。


まず官邸を訪れた村井会長、濵田副会長は加藤官房長官に要望書を手交。村井会長は冒頭、先般まとめられた「防災・減災、国土強靱化に向けた5か年対策プログラム」の着実な実施等に向け、5か年加速化対策に必要な予算・財源を当初予算で安定的、継続的に確保するよう訴えた。


また村井会長は要望の趣旨について「激甚化・頻発化する災害による脅威とポストコロナ時代の新たな日常への対応のため、ミッシングリンクの早期解消によるダブルネットワークの構築や暫定2車線の4車線化、スマートICなど既存高速道路の機能強化は喫緊の課題」と説明。


財政が逼迫する状況下、特に有料の高速道路について、維持管理・更新事業の実施や暫定2車線の4車線化など将来にわたって高いサービス水準を持続的に提供するため「料金徴収期間の延長など、機能強化等に必要な財源の安定的な確保が必要」と提言した。


濵田副会長は、激甚化・頻発化する自然災害として平成30年7月豪雨の状況を説明。「高知道の立川橋の片側が流出したが、4車線であったがために1週間後には残った2車線で対面通行が可能となり、一般交通の迅速な回復につながった」として、被災により改めて明らかとなった暫定2車線の4車線化の重要性を訴えた。


加えて、四国の8の字ネットワークをはじめとする高規格道路のミッシングリンクの状況を説明し、「計画的に整備を進めるためにも、5か年加速化対策の当初予算での確保を」と求めた。


これ対し、加藤官房長官は「高速道路の整備の重要性は十分認識している」とした上で、「財源問題も含め、今回の提言をしっかり受け止め、政府として対応していく」と語った。


続く財務省では、麻生財務相に要望書を手交。村井会長は「5か年加速化対策の事業費の当初予算での確保し、22年度予算での道路関係予算では拡大の上、所要額の満額確保をお願いしたい」と要請した。


麻生財務相は「ミッシングリンクの解消、メンテナンスは極めて重要であると同時に、料金徴収期間の延長等も含め、財源の確保が課題」と応じ、「今回の全高速提言について、今年の骨太方針にも参考にさせていただき、しっかり受け止める」と理解を示した。

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