初の重要物流道路 高速など3万5118㎞、4月1日に指定

国土交通省は1日、空港や港と主要な物流拠点などを結ぶ全国の高速道路や国道3万5118㌔を「重要物流道路」として初めて指定した。全国の高速道路や直轄国道はほぼ全てが対象となった。「重要物流道路」(高規格幹線道路関係)一覧(PDF)

重要物流道路は、昨年3月に成立した改正道路法を制度化。指定されると、超大型で輸送力の高い「国際海上コンテナ車」(40㌳背高)の特車通行許可が不要となり、運送業者の負担が減るほか、平常時・災害時を問わない安定的な輸送が確保される。

このほか、災害リスクが高い区間の代替路や、総合病院等へ繋がる道路を「代替・補完路」として別途1万5353㌔も指定された。

今後、各地域において、高規格幹線道路や地域高規格道路のネットワークを強化する新たな広域道路交通ビジョン・計画を策定。これを踏まえ、同省では本年度中に、事業中・計画中を含めた重要物流道路の指定を行う方針だ。

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