北勢、菰野BP建設促進等3団体 早期整備を求め合同要望 産業・物流活動の促進に期待

[caption id="attachment_7560" align="alignleft" width="300" caption="菊地国交技監に要望書を手交する森智広市長ら"][/caption]

三重県四日市市の森智広市長は17日、自身が会長を務める「北勢バイパス建設促進期成同盟会」と、「四日市インターアクセス道路整備促進期成同盟会」(会長=石原正敬菰野町長)、「四日市商工会議所」(会頭=種橋潤治三重銀行取締役会長)の3団体で国交省を訪れ、国道1号北勢バイパス及び国道477号菰野バイパスの合同要望を実施。菊地身智雄技監、池田豊人道路局長に早期整備を求める要望書を手交した。

多くの産業が集積する北勢地域周辺では昨年10月27日に四日市インターアクセス道路「四日市湯の山道路」が開通したほか、今年度内に新名神・新四日市JCT~亀山西JCT、東海環状道・大安~東員が開通する予定となっていることから、産業・物流活動の促進と慢性化している渋滞の解消に大きな期待が寄せられている。

要望では、森会長が北勢バイパスの整備ポイントとなっている坂部トンネルについて「57%掘り進んでいる」ことや、菰野バイパスについて「用地取得が昨年11月に完了した」ことなどを報告。北勢バイパスの整備により「人口が60%増加している」(栗田康昭朝日町長)、「渋滞が解消した」(城田政幸川越町長)、「東芝メモリ四日市工場の従業員が年々増え、7千人に達した」(須藤康夫四日市商工会議所専務理事)といった効果も披露された。

開通見通しの設定等の要望を受けた池田局長は「トンネルが進めば見通しが立つ。まもなくという状況だ」、菊地技監は「熱心に要望を重ねて頂いているのはよく理解している。最大限努力したい」と応えた。

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