和歌山南スマートIC 3月10日開通 県内初のスマートIC イベントに地元住民1500人

[caption id="attachment_7899" align="alignleft" width="300" caption="仁坂和歌山県知事が「県民宿願の開通」と挨拶"][/caption]

和歌山県とNEXCO西日本関西支社が建設を進めていた阪和自動車道・和歌山南スマートICが10日午後5時に開通した。スマートICの開通は県内初。アクセス道路の主要地方道和歌山橋本線、一般県道三田海南線も開通した。

今回の開通により、和歌山市南部地域の高速道路へのアクセス性が向上し、りんくうプレミアムアウトレットなどがあるりんくうタウンへの移動の場合、和歌山南スマートICを利用することで、和歌山ICの利用と比べ、約12分短縮する。

開通式典に先立ち、和歌山南スマートIC内を徒歩で歩く「ウォーキングイベント」が開催され、地元住民など約1500人が参加し、新しい道路を踏みしめた。

続いて午後2時から開通式典が開催され、仁坂吉伸和歌山県知事や尾花正啓和歌山市長などの沿線首長、NEXCO西日本の酒井和広代表取締役社長、来賓の二階俊博自民党幹事長、石田真敏総務大臣、世耕弘成経済産業大臣など関係者と、イベントに参加した地元住民など約千人が出席した。

冒頭、仁坂知事は「県民にとって宿願の開通。皆さんとともに開通を喜びたい」と挨拶し、二階幹事長など来賓が、待望のICの開通に、喜びと関係者へ感謝の祝辞を述べられた後、尾花市長の発声により、参加者全員で万歳三唱を行った。

続いて、同スマートICゲート前に移動した関係者らは、テープカットやくす玉開披などで開通を祝った。

和歌山南スマートICは、和歌山IC~海南東IC間の和歌山ICから4㌔、海南東ICから5・8㌔地点に位置し、ETC搭載の全車両が全方向、24時間利用できる。16年10月事業着手。総事業費は約53億円。

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