3月21日常磐道「ならはスマートIC」開通 復興を大きく後押し 医療救命率の向上も期待

[caption id="attachment_7916" align="alignleft" width="300" caption="テープカットやくす玉開きで開通を祝う"][/caption]

福島県楢葉町とNEXCO東日本いわき工事事務所が共同で事業を進めていた常磐自動車道・ならはスマートICが21日午後3時に開通した。

ならはスマートICは、広野ICの北側約5・3㌔、常磐富岡ICの南側11・1㌔に位置し、ならはPAに連結。一旦停止型フルインター形式で24時間、全ての車種が利用できる。

いわき市の第3次医療機関であるいわき市医療センターへの搬送時間短縮による救命率の向上や、仙台都市圏や関東方面からの観光旅行者の増加などが期待される。

開通に先立ち、現地で記念開通式典が開催され、松本幸英楢葉町長ら関係者約70人が出席し、テープカットやくす玉開きをして開通を祝った。松本町長は「東京2020オリンピックの聖火リレーがJヴィレッジからスタートすることが決定するなど、このスマートICと合わせ、交通アクセスが格段に向上し、これまで以上に多くの人が訪れ、楢葉町、双葉郡の復興を大きく後押しするものと確信している」と挨拶した。NEXCO東日本の松﨑薫東北支社長は「災害に強いまちづくりと復興を支える道路ネットワークの構築により、楢葉町はもとより、福島県の復興に大きく寄与するものと期待している」と挨拶した。

常磐道では、追加ICの大熊IC(福島県双葉郡大熊町)の整備も進み、31日午後3時に開通する。

パーマリンク