四国8の字ネット早く 高知県1月20日に政策提言 濵田知事、沿線6市町長と

[caption id="attachment_13061" align="alignleft" width="300"] 藤井事務次官に要望書を手交する濵田知事[/caption]

濵田省司高知県知事は1月20日、国土交通省、財務省へ四国8の字ネットワーク早期事業化等を求める政策提言を実施した。激甚化・頻発化する豪雨災害や切迫度の高まる南海トラフ地震から地域住民を守る命の道として、四国8の字ネットワークの整備が急務な実情を訴えた。

同日の提言には、四国横断自動車道高知県建設促進期成会会長の中平正宏四万十市長、四国8の字ネットワーク整備促進四国東南部連盟会長の横山幾夫安芸市長のほか、未事業化区間の首長として中平富宏宿毛市長、竹﨑和伸奈半利町長、常石博髙田野町長、黒岩之浩安田町長も同行。濵田知事は76市町長とともに、国土交通省で藤井直樹事務次官、吉岡幹夫技監、久保田誉審議官、財務省で新川浩嗣主計局長と面談した。

濵田知事は、計画段階評価が完了している四国横断自動車道・宿毛和田~宿毛新港間、阿南安芸自動車道・奈半利~安田間の早期事業化を求めたほか、事業中箇所の整備促進として①四国横断道の窪川佐賀道路、佐賀大方道路、大方四万十道路、宿毛内海道路・宿毛新港~一本松間②高知東部自動車道の南国安芸道路・高知龍馬空港~香南のいち間、同・芸西西~安芸西間③阿南安芸道の海部野根道路、奈半利安芸道路・安田~安芸間、安芸道路、北川道路1工区及び北川道路2-2工区――の早期開通を求めた。

提言を受け、藤井事務次官は「四国8の字ネットワークの整備は重要。しっかり取り組む」と応じたほか、新川主計局長も「事業化された区間、これからの区間も含め、計画的に進めていかなければならない」と理解を示した。

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