国交省の毛利事務次官訪ね 島根県内の早期事業化要請

[caption id="attachment_5930" align="alignleft" width="300" caption="毛利事務次官に要望する女性の会3団体の代表"][/caption]

山陰自動車道の整備促進を求めて活動する島根県の「山陰道の早期整備を推進する女性の会」3団体は11月29日、国土交通省の毛利信二事務次官を訪ね、要望活動を行った。要望者は、ゆうひライン女性の会[浜田・益田・萩間](光永榮子会長)、山陰道[温泉津・江津間]の早期建設を促進する女性の会(平下洋子会長)、山陰道[出雲―江津間]早期実現推進協議会女性会(平田久美子会長)。

島根県内の山陰道は、朝山・大田道路(延長約6・3㌔)が今年度、多伎・朝山道路(延長約9㌔)が来年度開通する見込みとなっているものの、28年度末時点の整備率は59%と全国平均84%から大きく遅れている。高速道路ネットワークが繋がっていない島根県西部地域には、海沿いを走る国道9号や国道191号に生活の多くを依存し、災害や事故等による全面通行止めが頻発している。

「若い世代が島根で希望通り結婚し、子供を産み育てる環境を整えるためにも高速道路は欠くことができない」とする女性の会は、毛利事務次官に「出雲と益田では、(高速道路が整備されていないことから」)差がありすぎます」と訴え、今夏優先区間となった「須子~田万川間」をはじめ、「益田~萩間」の計画段階評価の手続きを早急に進め、早期事業化できるよう要請した。

島根県出身の毛利事務次官は「当該地域がミッシングリンクばかりであることはよく承知している。早期に完成できるよう努力したい」と述べた。

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