国交省の準備段階調査箇所選定受け全国各地で準備会 九州縦貫道「味坂スマートIC」ひときわ早く準備会

[caption id="attachment_5609" align="alignleft" width="300" caption="8月31日に開催された九州縦貫道「味坂スマートIC」準備会"][/caption]

7月21日、国土交通省が全国9カ所のスマートICを準備段階調査箇所に選定したことを受け、8月末〜9月末にかけ、各地でスマートICの設置に向け、準備・検討を行う準備会の初会合が開催された。国や地方自治体、高速道路会社などの関係者が参加し、準備会の趣旨や計画地周辺の概要などを協議した。

九州管内では初めて準備段階調査箇所に決定した九州縦貫自動車道「味坂スマートIC」の準備会は、ひときわ早い8月31日、小郡市役所で開催した。

味坂スマートIC準備会メンバーの福岡県小郡市、佐賀県鳥栖市、福岡、佐賀両県、NEXCO西日本九州支社、国交省の担当者10人ほか、オブザーバーとして福岡、佐賀両県警察など32人が出席した。

加地良光小郡市長は「このスマートICの設置により、九州自動車道への直接乗り入れが可能となり、企業立地や雇用創出、災害時の救援・復旧活動に迅速に対応できることになることから、整備効果は多大なものである」と挨拶した。

議事では、小郡市の事務局が、味坂スマートICを設置する鳥栖JCT~久留米IC間の距離は約10㌔もあり、大動脈である九州自動車道との連絡が図れないため、産業・住民生活の利便性に欠けている状況であると説明。「味坂スマートIC」の設置により、周辺道路の渋滞緩和やアクセスの向上など、期待される効果について説明した。

今後、準備会で検討を重ね、詳細を決定し、国や地方自治体、高速道路会社などによる地区協議会を開き、実施計画書の策定を経て、新規事業化を目指していく。

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