国道218号「蘇陽五ケ瀬道路」蘇陽~五ケ瀬東間の中心杭打ち式 早期着工・開通に期待

[caption id="attachment_10639" align="alignleft" width="300"] 五ヶ瀬町町民センターで行われた中心杭打ち式[/caption]

国土交通省延岡河川国道事務所と宮崎県、五ヶ瀬町は昨年11月23日、五ヶ瀬町町民センターで、九州中央自動車道の一部である国道218号蘇陽五ケ瀬道路・蘇陽IC(仮称)~五ケ瀬東IC(仮称)間(延長7・9㌔)の中心杭打ち式を開催した。
今年度に事業化された同区間は今後、本格的に測量作業や地質調査、用地買収に着手する。

式典には、宮崎県の河野俊嗣知事や原田俊平五ヶ瀬町長、丸山裕次郎県議会議長、県選出国会議員、国土交通省の村山一弥九州地方整備局長など関係者約40人が出席。

村山局長は「できるだけ早く、用地買収に着手できるよう努めていく」と式辞を述べ、河野知事は「1日も早い全線開通に向け、財源確保や要望活動に力を入れていきたい」と挨拶した。関係者らは、会場に特設された杭を打ち、本格的な測量作業を祝うとともに、早期着工と開通に期待を寄せた。

九州の東西を中央でつなぐ同道路は、国道218号の平面線形及び縦断勾配の不良箇所を回避するとともに、災害発生時のネットワーク確保、回遊性向上による観光振興、物流の迅速化による産業振興など大きなストック効果をもたらすことが期待される。設計速度は80㌔/時、車線数は2車線。総事業費は約320億円が見込まれる。

パーマリンク