圏央道への早期直結等要請 新大宮上尾道路建設促進期成同盟会 未事業化区間 国交省に要望活動

[caption id="attachment_9843" align="alignleft" width="300" caption="和田国交政務官に要望書を手交する清水さいたま市長"][/caption]新大宮上尾道路建設促進期成同盟会の清水勇人会長(さいたま市長)は15日、国土交通省の和田政宗政務官や財務省の神田眞人総括審議官らに、未事業化区間を早期に圏央道へ直結すること等を柱とした要望活動を行った。同盟会では今年度、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を考慮し総会を書面で、要望については清水会長を筆頭に橋本雅道埼玉県副知事、中村一之埼玉県県土整備部長らがマスクを装着して実施した。

首都東京と埼玉県中枢部・圏央道沿線を南北に結ぶ同道は現在、総延長25・1㌔のうち南側の与野JCT~上尾南出入口間(延長8㌔)が国の直轄事業及び首都高速道路による有料道路事業として整備中。一方、上尾南出入口以北は未事業化のままとなっている。

要望で清水会長は、同道が路線として途切れていることから、長距離移動の物流車両などの通過交通が、並行する国道17号新大宮バイパス等に流入し、慢性的な渋滞が発生している状況を報告。「国道17号沿線地域における南北方向の安全・円滑な交通確保のためには、新大宮上尾道路を圏央道まで整備し、交通容量の拡大と道路の適正な機能分担を図る必要がある」と要請した。

これに対し和田政務官は「要請の上尾南から圏央道までの早期事業化については、事業中区間の進捗や周辺の交通状況を踏まえて必要な検討を引き続き進めたい」と応えた。

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