圏央道・神崎~大栄JCT間6月7日に開通 東関東道と常磐道が繋がる

[caption id="attachment_1892" align="alignleft" width="300" caption="テープカットの鋏み入れで開通を祝う"][/caption]

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の神崎IC(千葉県香取郡神崎町)~大栄JCT(成田市)間9・7㌔が7日、開通した。式典で、森田健作千葉県知事は「今回の開通で、東関東道と常磐道が高速道路で直接つながる新たな広域ネットワークが誕生した」と語り、県内の観光振興や企業立地、農林水産物の販路拡大など幅広い効果に期待を寄せた。

神崎IC~大栄JCT間の中間には下総ICが設置され、暫定2車線で供用。東北方面から千葉県への移動が便利になり、大栄JCTから東関東道水戸線と新空港道を利用すれば、成田空港までの直接乗り入れが可能となった。

圏央道の沿線地域では物流施設や工場の立地など民間投資が活発に行われる事例が多く、早期に開通した区間では極めて大きいストック効果が発現している。同区間の開通でも、北関東地域の中心都市の前橋~成田空港間の移動時間に見られたばらつきが解消。平均24分の短縮が見込まれるほか、混雑解消による時間信頼性の高い交通網が形成されることから、更なる企業立地、物流の効率化が図られ、新たな雇用創出も期待される。

式典に出席した青木一彦国土交通政務官は「圏央道は既に7割が開通した。広域的に人やものが動き、更なる好循環が期待される」と語り、森田知事、林幹雄衆議院議員らとともに、セレモニーのテープカットで鋏入れを行った。

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