帯広・広尾道「中札内大樹道路」更別~忠類大樹間3月15日に開通 「地域戦略実現の弾みに」

帯広・広尾自動車道「中札内大樹道路」の更別IC(北海道更別村更別南1線)~忠類大樹IC(広尾郡大樹町北4線)間(延長16.7㌔)が15日午後2時に開通した。これにより同路線(延長約80㌔)の供用延長は約7割に当る59.2㌔となる。開通区間は片側1車線、通行無料。
 開通に先立ち、幕別町の忠類コミュニティーセンターで記念式典が開かれ、沿線自治体の首長や道選出国会議員、道議会議員ら関係者約200人が出席。主催者を代表し、同自動車道早期建設促進期成会会長の米沢則寿帯広市長は「農林水産業の振興に果たす役割は大きく、地域戦略実現の弾みになる」と式辞を述べた。高橋はるみ北海道知事の代理で、道建設部の下出育生部長が「帯広市と南十勝間のアクセスが向上し、圏域内外の交流・連携の強化や、観光振興等に大きく寄与する。残る忠類大樹から広尾間についても早期整備を期待する」と祝辞を述べた。
 関係者らは、忠類IC本線上に移動し、テープカットやくす玉割り、風船を飛ばし、開通を祝った。沿線自治体のマスコットキャラクターや地元小学生に見守られ、開通区間の通り初めをした。

パーマリンク