西九州道「伊万里松浦道路」山代久原~今福間3月14日に開通 同道路で初の開通区間

西九州自動車道「伊万里松浦道路」(延長17.2㌔の山代久原IC(佐賀県伊万里市山代町)~今福IC(長崎県松浦市今福町)間(延長5.5㌔)が14日開通し、午前10時から松浦市文化会館で記念式典があり、午後4時から一般車両の通行が開始された。伊万里松浦道路では初の開通区間で、松浦市で初めての高速道路。片側1車線、通行無料。松浦市から福岡市間の所要時間は約1時間49分になり、未整備前と比べ約1時間短縮する。
 式典には、山口祥義佐賀県知事と中村法道長崎県知事、国交省の金尾健司九州地方整備局長、国会議員ら関係者約400人が参加。山口知事は「先月は北波多~南波多谷口IC間がオープンし、2カ月続いて嬉しいニュース。さらに長崎県、佐賀県の縁を深め、全線開通に向け、全力を尽くしていきたい」と挨拶。
 中村知事は「九州の西端に位置する長崎にとって、高速交通網の整備は重要な課題だ。県北地域だけでなく、県内外の振興に大きな弾みになる」と述べた。今福ICへ移動した関係者らは、伊万里市立山代西小学校の児童らとテープカット。大型トレーラーを先頭に、救急車や消防車など約50台による通り初めが行われた。

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