年度末迎えてスマートIC開通発表続々

◆国道6号「仙台東部道路」仙台空港~名取間の”名取中央スマートIC”3月18日開通

宮城県名取市とNEXCO東日本仙台工事事務所が整備を進めてきた、一般国道6号「仙台東部道路」の仙台空港IC~名取IC間に新設する名取中央スマートIC(宮城県名取市)が3月18日に開通する。開通時間は決まり次第発表。

名取中央スマートICは、仙台空港ICから2・2㌔、名取ICから4・5㌔地点の名取市中心部に位置。既存の名取ICは、名取市の中心部である駅前やJR東北本線の西側地区から遠かったが、名取中央スマートICの開通により、アクセス時間が短縮される。

近隣には、仙台空港臨空都市「なとりりんくうタウン」や大型ショッピングセンターなどもあり、震災からの経済復興や物流拠点の効率化、更なる高速道路利用者の利便性向上が期待される。

名取中央スマートICは、ETC搭載車全車種、24時間利用可能で、両方向フルインター形式。総事業費は約27億円。高速道路機構が約18億円、NEXCO東日本は約3億円、名取市は約6億円負担(全て税込)。同スマートIC~いわき中央ICまでの通常通行料金は普通車3620円、大型車5820円。

◆新東名・長泉沼津~新富士間”駿河湾沼津スマートIC”3月18日開通

静岡県沼津市とNEXCO中日本東京支社は14日、新東名高速道路の駿河湾沼津スマートIC(静岡県沼津市根古屋地内)を3月18日午後4時に開通すると発表した。

駿河湾沼津スマートICは、長泉沼津IC~新富士IC間にある駿河湾沼津SAに設置され、24時間、東京・名古屋方面の全方向利用可能。車長12㍍以下のETC搭載車全車種対象。主なアクセス道路は、市道0201号線、県道三島冨士線ほか。総事業費は約12億円、このうちNEXCO中日本は約10億円、沼津市は約2億円負担。

今回の開通により、東京方面へのアクセス時間が短縮され、沼津市西部地域の企業誘致促進や雇用拡大など地域産業の活性化が期待される。

また、駿河湾沼津SAへのアクセス性が向上し、災害時の防災拠点としての効果がより一層発揮される。国道1号が被災した際にも、新東名、東名からの沼津市西部地域への復旧支援ルートが早期に確保されるほか、沼津市内の一大観光スポットである駿河湾沼津SAを含めた市内周遊観光の促進が期待される。同スマートICから東名・御殿場ICまでの通常通行料金は、普通車780円、大型車1180円。

◆東九州道・」門川~日向間”門川南スマートIC”3月25日開通

東九州自動車道・門川IC~日向IC間に整備中の門川南スマートIC(宮崎県東臼杵郡門川町)が、3月25日午後3時に開通する。

門川南スマートICは、13年7月に着工。宮崎県と門川町、NEXCO西日本が約21億円かけて整備した。宮崎方面のみ利用可能なハーフICで、24時間利用可能。大分、熊本方面への利用は不可。

延岡南IC~日向IC間は、17・6㌔と距離が長く、門川ICは宮崎方面への乗入は不可だったが、門川南スマートICの開通により、同スマートIC~日向IC間が12・6㌔になり、宮崎市や日向市など県央・県南地域への所要時間が短縮し、住民生活の利便性が向上する。

門川南スマートICから10分以内の新しい産業拠点から、宮崎県南・県央地域へのアクセスが向上し、産業拠点の利便性が高まることで、地域産業の活性化や県木地域との産業連携の円滑化が図られ、有利な企業誘致の展開が期待される。

そのほか、宮崎県央・県南地域から遠見半島や門川町の観光施設へのアクセス向上や、水産業・農業の活性化を支援するなどの整備効果が期待される。同スマートIC~都城IC間の通常通行料金は普通車3060円、大型車4940円。

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