幹線道路ネットワークの早期完成 一致結束して国などへ訴え 北海道高速道路建設促進期成会総会

[caption id="attachment_6646" align="alignleft" width="300" caption="「先頭に立ち、早期開通や早期事業化を国等へ強く働きかけていく」と決意を表明する高橋知事"][/caption]

北海道高速道路建設促進期成会(会長=高橋はるみ北海道知事)は5月16日、札幌市の札幌グランドホテルで、18年度総会を開催した。

会長の高橋知事をはじめ、大谷亨道議会議長、森井秀明小樽市長、池田拓浦河町長などの関係首長ら関係者約170人が出席し、北海道の強靭化、地方創生の実現に向けた高規格幹線道路の早期整備を実現するため、一致結束して国などへ訴えていくことを決議した。

主催者を代表し挨拶に立った高橋会長は、「高規格幹線道路ネットワークの早期完成は道政の最重要課題の一つ。本道の開通割合は、全国の8割超に対し、6割程度にとどまっており、引き続き、私が先頭に立って、着手区間の早期開通や未着手区間の早期事業化について国などに強く働きかけて参る」と決意を表明。「今年は北海道命名150年の節目の年。安心安全な暮らしの確保やそれを支える社会資本整備に道としてしっかり取り組んでいく」と力強く述べた。

そのほか決議では、大規模災害にも資する暫定2車線区間の4車線化や正面衝突事故防止対策などの安全対策の早期実現、大規模更新、大規模修繕、横断構造物を含めた耐震強化の計画的な推進、高規格幹線道路の事業推進に必要な19年度予算における所要額の確保などが盛り込まれた。

総会の後、高速道路シンポジウム2018が開催され、小磯修二地域研究工房代表理事、和泉晶裕北海道開発局長、東京工業大学の山田菊子氏3人が「地方と高速道路」をテーマに鼎談した。

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