ＮＥＸＣＯ西日本が建設を進めてきた徳島自動車道の鳴門ＪＣＴ（徳島県鳴門市大津町）～徳島ＩＣ（同県徳島市川内町）間（延長10.９㌔）は、14日午後３時に開通した。24時間利用できる松茂スマートＩＣ（同県板野郡松茂町）も同時に供用を開始。
当日午前11時から、同区間の松茂ＰＡ付近本線上と、同県教育会館大ホールで開通式典が行われた。
式典には、飯泉嘉門徳島県知事をはじめ、内閣府特命担当大臣の山口俊一衆院議員や、原秀樹徳島市長、広瀬憲発松茂町長など沿線首長、ＮＥＸＣＯ西日本の石塚由成代表取締役社長ら関係者約３００人が出席。飯泉知事は「いよいよ高松自動車道、神戸淡路鳴門自動車道が直結した。人口減少、地域活性化対策、今まさに国が掲げている地方創生に大きく寄与する」と期待を述べた。関係者らは、テープカットやくす玉開き、松茂町立喜来幼稚園の園児らがエコ風船を飛ばし、開通を祝った。また、地元芸能「阿波踊り」も披露された。
続いて、白バイやパトカーが先導し、地元産業関係の車両約80台によるパレードが行われた。開通区間は、平成17年３月に工事着工、事業費は約９２９億円。片側１車線の暫定２車線、制限速度70㌔／時。南海トラフ巨大地震に備え、沿線７カ所に津波避難場所を確保している。
