新名神建設協議会「促進大会」に約200人 早期全線開通へ訴え

[caption id="attachment_13050" align="alignleft" width="300"] 西脇会長らから丹羽道路局長等へ要望書を手交[/caption]

新名神高速道路建設促進協議会(会長=西脇隆俊京都府知事)は1月24日、東京・永田町の衆議院第一議員会館大会議室で促進大会を開いた。新名神の早期全線開通と全線6車線化の実現に向け、地域一丸となって訴えられた。

同協議会は京都府のほか愛知県、三重県、滋賀県、大阪府、兵庫県、名古屋市、神戸市の関西・中部圏の6府県2政令市で構成。大会には、これらの沿線首長のほか、新名神高速道路建設促進議員連盟会長の田村憲久衆議院議員をはじめとした衆・参国会議員や国土交通省、NEXCO西日本、中日本の幹部ら約200人が出席して行われた。

6車線化実現も決議

冒頭、挨拶に立った西脇会長は新名神が果たす役割、期待されるストック効果を説明。物流業界で懸念される2024年問題にも言及し「ダブル連結トラックなど新たな高度物流システムの実現・普及にも大きく寄与する」と述べ、全線開通と全線6車線化が日本経済の浮揚にも貢献することを強調した。その上で「新名神の整備も含め、高速道路網の機能強化は重要な課題。つつがなく更新され、機能強化していくためにも安定的な財源の確保が不可欠」と訴えた。

来賓挨拶では田村新名神議連会長が「全線開通に向け力を尽くすとともに、物流の効率化をもたらす6車線化の実現にも努める」と決意表明した。

沿線を代表して伏見隆枚方市長、西谷信夫宇治田原町長の意見発表に続いて、八尋裕兵庫県技監が要望書を読み上げられた。
この要望書は未開通区間の大津~城陽間、八幡京田辺~高槻間の事業推進と、6車線化について①事業中の亀山西~大津間、大津~城陽間、八幡京田辺~高槻間の早期完成②未事業化区間の四日市~亀山西、城陽~八幡京田辺間、高槻~神戸間の早期事業化、そして、高速道路整備の財源確保等を骨子にまとめられたもので、大会の最後、丹羽克彦道路局長、田村議連会長、芝村善治西日本副社長、縄田正中日本専務執行役員4氏に手交された。

その後、国土交通省和田信貴審議官及び財務省新川浩嗣主計局長への要望活動も行われた。

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