新潟県商議所連合会が中央要望 磐越道全線4車線化 日沿道全通 財務省・国交省等に早期実現求める

[caption id="attachment_10532" align="alignleft" width="300"] 麻生財務相に要望書を手交する福田会頭ら[/caption]

新潟県商工会議所連合会(会頭=福田勝之・新潟商工会議所会頭)は11月18日、21年度道路関係予算の確保と高速道路等の整備促進を求める中央要望を実施。ポストコロナを見据えた新しい地方創生としての地方分散を進めるため、磐越自動車道の全線4車線化と日本海沿岸東北自動車道の全線開通の早期実現を求めた。

当日、福田会頭は前田正実理事(新津商工会議所会頭)とともに、財務省、国土交通省、自民党本部を訪問し、麻生太郎財務相、佐藤勉自民党総務会長等と面談。21年度予算の確保のほか①「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の継続及び対象事業の拡大②日本海側と太平洋側を結ぶ磐越自動車道の早期全線4車線化③日本海国土軸となる日本海沿岸東北自動車道「朝日温海道路」の整備促進――を盛り込んだ要望書を手交した。

福田会頭は、新型コロナウイルスが県内に与えた影響について説明した上で「地方分散のためにも、道路は地域経済を支える最も基礎的な社会基盤の1つ。物流の効率化、交流人口の拡大、自然災害への備えという意味でも早期整備は必要」と訴えた。

これに対し、麻生財務相は「自然災害が頻発している中、高速道路は重要。特に県境部の整備が遅れている」と高速道路整備の課題について理解を示したほか、佐藤総務会長は「新潟・福島間が豪雪地帯であることはよく知っている。高速道路は2車線のままでは危険。4車線化が進むよう頑張る」と力強く語った。

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