日本海沿岸東北道整備と秋田道の4車線化 佐竹秋田県知事が石井国交相に要望

[caption id="attachment_7289" align="alignleft" width="300" caption="石井国交相に要望書を手交する佐竹秋田県知事"][/caption]

秋田県の佐竹敬久知事は16日、石井啓一国土交通大臣を訪ね、来年度政府予算と今年度補正予算に関する要望活動を行った。重点12項目のうち、筆頭は「社会資本整備等に必要な公共事業予算の確保」と「県土の骨格を形成する道路ネットワークの整備促進」。

今年3月、日本海沿岸東北自動車道を構成する鷹巣大館道路・大館能代空港IC~鷹巣ICが開通した秋田県。大館市では工場の新設・増設が急増し、新規雇用も増加。県南地域ではトヨタ自動車など自動車関連企業が進出し、定時性確保のためのネットワーク整備が急務となっている。

これらの状況を受けて高速道路については一層の機能強化に向けて、日本海沿岸東北自動車道の「二ツ井今泉道路」、「二ツ井白神IC~小繋IC」、「遊佐象潟道路」、東北中央自動車道の「横堀道路」、「真室川雄勝道路」の整備促進を要請。

一方、暫定2車線区間の4車線化については、「秋田自動車道・北上JCT~大曲ICを特に早期に」と訴えるとともに、当面の安全対策として、ワイヤロープの引き続きの整備を依頼した。

今回の要望には観光業界秋田県観光連盟・齋藤善一会長も同行。「首都圏からの距離は東北では秋田が一番遠い。台風で新幹線等が止まれば観光客の心理的にも良くない。安定な交通確保のためにも力添えを願いたい」と強調した。

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