日沿道「象潟仁賀保道路」象潟~金浦間 10月18日前倒し開通へ

 

国土交通省秋田河川国道事務所(渡邊政義所長)はこのほど、紅葉シーズン前に開通する見通しとしていた日本海沿岸東北自動車道「象潟仁賀保道路」の象潟IC(秋田県にかほ市象潟町)~金浦IC(同市金浦)間(延長6.8㌔)を、10月18日に開通すると発表。また、仮称であった「象潟IC」の名称は、従前通りのIC名称で正式決定した。開通時間、開通式典の詳細は後日発表する。

象潟仁賀保道路は、延長13.7㌔の自動車専用道路で、05年に事業着手。このうち金浦IC~仁賀保IC間(延長6.9㌔)は、12年10月27日に開通しており、今回の開通で全線開通する。同道路は暫定2車線、通行無料。完成4車線の総事業費は440億円。

日本沿道の延伸で、県内の主要産業である電子部品の輸送効率化が図られ、主要産業の再生と成長を支援。道の駅「象潟」を拠点とした環鳥海地域の観光活性化や、救急搬送の迅速性・安定性の確保などを支援する。また、本荘由利地域の主要幹線道路の国道7号は、津波浸水域を通過し、津波による寸断の恐れがあるが、日沿道は津波浸水域を100%回避。災害に強く強靭な緊急輸送路を確保できる。

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