国土交通省室蘭開発建設部は13日、日高自動車道・厚賀静内道路(延長約16㌔)のうち、日高厚賀IC~新冠IC間(延長9・1㌔)を28日午後3時に開通すると発表した。開通に先立ち、午前10時から新冠町のレ・コード館で開通記念式、11時半から新冠IC付近の本線上で通り初めを開催する。
今回の開通で日高自動車道(全長約120㌔)は、苫小牧東ICから新冠ICまで一気に約69㌔走行ができるようになり、苫小牧市~新ひだか町間の所要時間は、国道235号など一般道を利用した場合と比べ、夏期で1時間50分から1時間19分、冬期で1時間55分から1時間23分となり、いずれも30分以上短縮。往復で約64分と大幅な時短効果が見込まれている。
開通区間周辺の日高管内は全国競走馬生産頭数の約8割を占める日本一の馬産地だが、並行する国道235号には信号交差点に連続する市街地が点在しているため、競走馬輸送時に輸送熱の発症リスクがあり、一定速度で走行できる輸送ルートの確保が課題となっている。日高道の延伸により、競走馬の流通利便性向上が期待される。
また、浦河町・様似町で2004年から本格的な生産が開始されたいちごの輸送時間が短縮し、新千歳空港から道外への安定的な出荷が可能となる。さらに日高地域から苫小牧市や札幌市にある高次医療施設への救急搬送の速達性が向上するほか、同国道の約7割を占める津波浸水想定区域を回避する緊急輸送ルートが強化され、迅速な道路啓開を支援する。


