日高道「門別厚賀道路」日高富川~日高厚賀間 日高町民センターで開通式

国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部(平野 令緒部長)は15日、日高自動車道「門別厚賀道路」日高富川IC~日高厚賀IC間(延長20㌔)のうち、日高門別IC~日高厚賀IC間(延長14・2㌔)を4月21日午後4時に開通すると発表した。開通に先立ち午前11時から日高町立門別総合町民センター(沙流郡日高町)で開通記念式、午後12時40分から日高厚賀IC付近本線上で、通り初め式が開催される。

同区間の開通で、苫小牧市~新ひだか町間の所要時間は、夏季で約8分短い1時間25分、冬季は約9分短い1時間28分程度になる。浦河町・様似町産「夏いちご」の生産拡大を支援するほか、国道235号の通行止め多発区間を回避し、大幅な迂回が解消され、日高中部・東部地域から札幌・苫小牧への救急搬送の速達性・確実性が向上する。

また、競争馬輸送時に怪我のリスクの高いストップ&ゴーが減少し、日高地域の主要農産品である競走馬の安全な輸送を支援する。さらには日高地域の観光地やイベントの主要アクセスとして利用されている日高道の延伸で、さらにアクセスが向上し、観光入込・交流人口増加を支援する。

今回開通する区間は、片側1車線で通行無料。「門別厚賀道路」の総事業費は約780億円。

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