東九州道 大分~宮崎間 開通祝賀のつどい 太田国交相招き約1500人参加

東九州自動車道の大分~宮崎間が開通したことを祝う「祝賀のつどい」が5月30日、宮崎県延岡市の延岡市民体育館で行われた。東九州自動車道建設促進宮崎県央北部期成会、九州中央自動車道建設促進期成会主催。当日は太田昭宏国土交通大臣も出席し、会場に詰めかけた沿線住民約1500人とともに、開通を機に地方創生に取り組む地元の熱い思いを共有。「次は九州中央道の整備促進を」の声に理解を示した。

東九州自動車道・佐伯~蒲江間が3月21日、開通し、2年前倒しで大分市と宮崎市間が高速道路で結ばれた。東九州道の早期ネットワーク化を待望してきた地元では祝福ムード一色に包まれ、高速道路を活かした地域活性化策にも力が入る。実際、ゴールデンウイーク期間中の沿線への観光客が前年度比で約10%増加するなど、早くも開通効果が発現している。

「祝賀のつどい」では両期成会会長の首藤正治延岡市長が「初めて循環型の高速道路ネットワークができた。これも関係の皆様方の尽力の賜物」と挨拶。「残されたミッシングリンクの早期整備に向け、これまで以上に力を入れなければならない」として、九州中央自動車道の整備促進に取り組む決意を語った。

太田国交相は「大分と宮崎が結ばれることで宮崎県北部が、延岡市が大きく発展し、それが九州全体の、ひいては日本全体の発展に及ぶ。そうしたことが実感できる新しいスタートとなる」と挨拶。また、熱気に包まれた会場を見渡して、太田国交相は「この歓迎ぶりを見て、次の九州中央道の整備もしっかり行わなくてはならない気持ちになった」と述べた。

最後に「開通効果を最大限に高めるため、それぞれの地域が切磋琢磨して更なる魅力アップに努めるとともに、地域間の連携を図りながら地方創生を推進する」としたアピールを採択。会場一体となった万歳三唱で締めくくった。

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