白鳥トンネル貫通 東海北陸道4車線化に弾み

着々と進む東海北陸自動車道の白鳥IC~飛騨清見IC間(延長40・9㌔)の4車線化事業。区間内の白鳥トンネルの貫通式が5月25日、岐阜県郡上市白鳥町の同トンネル坑口で行われた。11ある区間内トンネルの中で最初の貫通となった。

東海北陸道は、愛知県一宮市の一宮JCTを起点に富山県小矢部市の小矢部砺波JCTに至る延長約185㌔の高速自動車国道で、08年7月、飛騨清見~白川郷間が開通し全線供用となった。

白鳥~小矢部砺波間108・4㌔は暫定2車線で供用。定時性や安全性向上のため、早期4車線化は喫緊の課題となっている。このうち、白鳥~飛騨清見間については、18年度の完成を目指している。

延長542㍍の白鳥トンネルは14年9月、NATMによる補助ベンチ付全断面掘削工法により掘削。施工は熊谷組が担当した。

貫通式には鈴木俊幸郡上市副市長、NEXCO中日本岐阜工事事務所の滝沢晶所長など関係者ら約100人が参加。鈴木副市長は「東海北陸道の経済効果は極めて大きく、4車線化は長く望まれていた」と述べ、工事の早期完成を願った。

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