東九州道・志布志~鹿屋串良JCT間 新たに「志布志有明IC」を設置 地域活性化ICとして整備

国土交通省大隅河川国道事務所(吉栁岳志所長)は10日、東九州自動車道の志布志IC~鹿屋串良JCT間に、新たに「志布志有明IC」(鹿児島県志布志市)を設置すると発表した。鹿屋串良JCT方面のみ出入り可能なハーフICになる予定。県内では野方ICに続く2カ所目の地域活性化ICとして整備される。事業費は約4億円。

東九州道の志布志IC~鹿屋串良JCT(延長約19・2㌔)間には、志布志ICから9・7㌔、鹿屋串良JCTから9・5㌔の地点に大崎ICの設置が計画されているが、新たに志布志ICから3・4㌔、大崎ICから6・3㌔地点に「志布志有明IC」の設置を計画。今年7月、志布志市はIC設置に関する連結許可を申請し、国土交通大臣が整備計画変更及び連結許可を行った。

同ICの連結許可を受け、三反園訓鹿児島県知事は「道路ネットワークの構築や地域活性化など大隅地域の発展に大きく寄与する。関係機関と連携し、東九州道の早期全線開通に向け取り組む」とコメントを発表。本田修一志布志市長は「大変うれしい。志布志市の発展に大きく寄与すると期待している」と歓迎した。

志布志港・臨港工業団地からのアクセス強化や、迅速な救急医療活動への支援、災害に強い道路ネットワークの構築などの整備効果が期待される。

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