東海環状道・関広見~山県間 3月20日に開通へ 岐阜三輪スマートICも

国土交通省中部地方整備局とNEXCO中日本は7日、東海環状自動車道・関広見IC~山県(やまがた)IC間(延長9㌔、暫定2車線)と、岐阜三輪(ぎふみわ)スマートICを3月20日に開通すると発表した。開通時刻、開通式典については決まり次第発表する。

今回の開通で、東海環状自動車道は総延長約153㌔うち、約7割の109・4㌔が開通する。

山県ICの開通により、山形市~関広見ICまでの所要時間は約10分短縮する。現在、山県市が整備を進めるバスターミナルが予定通り21年度に完成すれば、山県市~名古屋市間の移動時間は80分から、東海環状道と高速バスの利用で1時間圏内になり、利便性が向上する。山県市では、15年5月の開通見通し公表後、工場用地に7社の企業が進出。山県市内総生産が約1・3倍に増加し、さらなる企業立地の促進が期待される。

一方、今回開通区間の岐阜三輪PAに接続する岐阜三輪スマートIC(岐阜県岐阜市)は、ETC搭載の全車種が、フル方向で24時間利用可能。遊園地やスポーツ施設のある公園「岐阜ファミリーパーク」では、同スマートICの整備に合わせ公園施設の整備を推進。スマートIC開通との相乗効果で年間60万人、全通後で年間70万人を見込んでいる。

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