都議会東京外環議員連盟が国交省へ要望 東名~湾岸道路間、早期具体化を

[caption id="attachment_6963" align="alignleft" width="300" caption="東名~湾岸道路間の概略ルート・検討に前向きな姿勢を示した石井国交相"][/caption]

東京都議会外かく環状道路建設促進議員連盟(中嶋義雄会長)は8月23日、石井啓一国土交通大臣に面談。東京外かく環状道路の早期完成に向けた要望を行った。要望活動には中嶋会長を含む9議員が参加。また、東京商工会議所の野本弘文副会頭・首都圏問題委員長が同席し、同時に経済界からも外環の整備促進について要望がなされた。

都心から半径約15㌔の東京・埼玉・千葉エリアを約85㌔で結ぶ同道は、今年6月2日に一部都内を含む千葉区間が開通。残る東京区間(関越~東名)は昨年2月に東名側からシールドマシンが発進、大泉側ではシールドマシンの組み立てが進められるなど事業が本格化している。

中嶋会長は重点項目として、事業中区間の事業促進や、青梅街道ICの用地取得について国と都による連携の継続を求めたほか、事業中区間の南側で予定路線となっている東名~湾岸道路間について、「羽田空港の機能強化と相まって首都圏経済に大きな影響を与える」と、計画の早期具体化を求めた。

この日、「千葉区間の開通で、所沢から船橋まで1時間で行けたという話を聞いて驚いた」と同道の開通効果を披露した石井大臣。要望に対して、「東名以南の進め方については5月に4回目となる計画検討協議会を開いており、今後計画の具体化に向けて概略ルートを示せるよう検討して行く」と前向きな姿勢を示した。

パーマリンク