秋田県と日沿道同盟会ら８団体　菅官房長官や石井国交相に要望　道路ネットの１日も早い完成求める

秋田県（佐竹敬久知事）と、秋田日本海沿岸東北自動車道早期建設期成同盟会（会長＝三浦廣巳秋田商工会議所会頭）、市長会、町村会、商工団体８団体は８月９日、菅義偉内閣官房長官や石井啓一国土交通大臣、財務省の太田充主計局長らを訪問し、県内高速道路における事業中区間の整備促進などを求める要望活動を実施した。

佐竹知事と市長会会長の穂積志秋田市長、町村会会長の佐々木哲男東成瀬村長、県選出国会議員など関係者約30人の要望団は、菅官房長官や石井大臣らと面談し、７月24日に開催した「高速道路ネットワークを利用した地域づくりフォーラムｉｎあきた」（主催＝秋田県、同期成同盟会）で採択された大会決議に基づく要望内容を説明し、要望書を手交した。

要望内容は▽19年度においても高速道路の整備に必要な予算を確保し、高速道路ネットワークの１日も早い完成を図ること▽日沿道及び東北中央道の１日も早い全線開通に向けた整備促進を図るため、①日沿道「二ツ井今泉道路」、「二ツ井白神ＩＣ～小繋ＩＣ」間、「遊佐象潟道路」、「鷹巣西道路」、及び東北中央道の「横堀道路」、「真室川雄勝道路」、「金山道路」の整備促進②「二ツ井今泉道路」はストック効果発現に向け早期開通時期の明示と、現道活用区間である「二ツ井白神～小繋」間交差点部について早期に立体化の整備を行うこと▽県内高速道路の暫定２車線区間について４車線化の整備に向け取り組むこと、特に秋田自動車道「北上ＪＣＴ～大曲ＩＣ」間について早期に取り組むこと▽県内高速道路の暫定２車線区間で当面の安全対策として、引き続きワイヤーロープ式防護柵等の安全施設を整備する▽県内の高速道路ネットワークは、産業振興・交通促進など、県民の生活を支える重要な道路網であることから、「重要物流道路」に指定し、平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するとともに機能強化や重点支援を行うことの５項目。