開通控え、観光・地域振興に期待 未整備区間御中早期解決を 西九州道建設推進協議会総会

[caption id="attachment_5291" align="alignleft" width="300" caption="事業計画案等を承認した17年度総会"][/caption]

西九州自動車道建設推進協議会(会長=中村法道長崎県知事)は14日、長崎県長崎市のルークプラザホテルで、17年度総会を開催した。

長崎県の里見晋副知事、福岡、佐賀、長崎県の県議会議長ら協議会メンバーと、国土交通省九州地方整備局など関係者33人が出席。今年度歳入歳出予算案と、西九州自動車道の早期完成に向け、政府、関係機関等に対し、要望活動を実施し、必要な道路整備予算を確保するための諸活動を展開するなどの事業計画案を承認した。

長崎県の里見副知事は「今年度は唐津伊万里道路の南波多谷口ICから伊万里東府招IC間、伊万里松浦道路の今福ICから調川IC間が、さらに来年度は調川ICから松浦IC間が開通予定となっており、今後ますます観光の活性化や地域振興が図られると期待する。高速道路は全線が繋がってこそ、その効果が最大限に発揮される。未供用箇所の一日も早い完成に向け、着実な整備推進をお願いしたい」と挨拶した。

昨年の熊本地震で改めて道路が果たす役割の重要性が再認識された中、九州西北部地域は、玄海原子力発電所から30㌔圏内の地域を有することもあり、避難・輸送経路の確保は極めて重要であることから、西九州自動車道の未整備区間が早期に解決されることが重要であるとした要望書案は、満場一致で可決した。

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