阿部長野県知事が国交省へ要望 中部横断道・長坂~八千穂間 全区間一体の早期事業化など求める

[caption id="attachment_4764" align="alignleft" width="300" caption="「早期整備に尽力したい」と語る大野国交政務官"][/caption]

阿部守一長野県知事は3日、国土交通省を訪れ、大野泰正大臣政務官、森昌文技監と面談。中部横断自動車道・長坂~八千穂間の早期整備を求める要望活動を実施した。

中部横断道で唯一残された基本計画区間である長坂~八千穂間については、15年4月に「全区間で新たに道路を整備する案」とした対応方針が決定。計画段階評価が終了し、国により環境アセスメントを進めるための調査が実施されており、今後は早期事業化に向け、より一層の進捗が求められている。

阿部長野県知事は「中部横断道は、地域住民の安全・安心を実現する“命の道”であり、地域の基幹産業である農業の活性化や観光振興など多くのストック効果の発現が期待されている」とした上で、山梨県とともに開催した総決起集会等を通じて整備への機運の醸成や、計画に対する地域住民との合意形成に努めている県の取り組みを説明。中部横断道の早期整備に向けた事項として、①長坂~八千穂間の長野県区間において、より具体的なルート帯及び概略IC位置を早期に示すこと、②長坂~八千穂間の全区間一体での事業化を早期に図ること――を要請した。

大野政務官は「中部横断道の整備は生産性向上に資する」と理解を示し、「長坂~八千穂間の早期整備に尽力していく」と語った。

パーマリンク