飯泉徳島県知事らが要望 四国横断道整備は「大きな起爆剤」

[caption id="attachment_9234" align="alignleft" width="300" caption="御法川副大臣に要望書を手交。四国横断道、阿南安芸道の早期整備を求めた"][/caption]

飯泉嘉門徳島県知事と四国横断自動車道・阿南安芸自動車道建設促進議員連盟(会長=岡本富治県議会議員)は1月29日、地方創生の実現に不可欠な国土強靭化を推進するため、四国横断自動車道、阿南安芸自動車道の早期整備を求める要望活動を実施した。

飯泉知事ら要望団は、国土交通省で御法川信英副大臣に要望書を手交。事前復興を取り入れた国土強靭化を加速し、安全・安心なまちづくりを実現するため、19年度補正予算、20年度当初予算において「命の道」となるミッシングリンクの整備に重点配分することを求めた。その上で飯泉知事は、地域の実情を交えながら、四国横断自動車道、阿南安芸自動車道の早期整備を訴えた。

特に四国横断自動車道については、開通目標が示されている21年度の徳島JCT~徳島東間、20年度の徳島東~津田間の確実な供用を要請した。加えて昨年9月、地域活性化ICとして連結許可された立江櫛渕ICの早期完成。そして立江櫛渕ICを活用した立江櫛渕~阿南間を先行供用することによる四国横断自動車道の整備の一層の加速を求めた。

立江櫛渕~阿南間については、阿南市に本社を置くLEDのトップメーカーが新たに生産棟を設け、レーザーダイオードの生産量を3倍に増強し、従業員も約9千人抱えている状況を、飯泉知事が説明。「この10年で売上高、従業員ともに大幅に増加するなど、地域経済を支えている」として、同区間が先行供用されれば、生産性向上などストック効果が早期に発現されるなど「大きな起爆剤になる」と指摘した。

御法川副大臣は、四国横断自動車道の整備加速や、阿南安芸自動車道・海部野根道路の事業推進等を掲げる要望項目に理解を示し、「地域とも協力しながら、しっかり進めていかなければならない」と力強く応じた。

また、当日は財務省で井上貴博大臣政務官、自民党本部で稲田朋美幹事長代行にも要望書を手交し、予算の重点配分による早期整備を求めた。

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