岐阜県とＮＥＸＣＯ中日本は１月25日、東海環状自動車道・土岐ＪＣＴ～美濃加茂ＩＣ間に付加車線を設置する事業の起工式を、同県可児市柿田の事業予定地内で開催した。国会議員や国土交通省、沿線市町長、河合孝憲副知事、野口英正名古屋支社長らが鍬入れを行い、工事の安全と早期完成を祈念した。
式典では、河合副知事は「東海環状道東回り区間は開通から15年経ち、沿線地域では１５０件を超える企業立地が進み、製品出荷額が１・６倍になるなど、地域経済に大きなストック効果をもたらしている」と挨拶。「４車線化により渋滞解消やアクセス向上が図られ、本県にとって更なる追い風になる」と語った。
同事業では、土岐ＪＣＴ～美濃加茂ＩＣ間19・５㌔のうち、約６㌔の区間で、車線を片側２車線に増やす付加車線を設置する。
18年３月にＮＥＸＣＯ中日本が国土交通大臣から事業許可を受け、昨年８月から工事用道路の発注を開始。区間最長となる柿田トンネル（約１６００㍍）の工事は入札手続き中で、３月に契約を結ぶ予定。22年度から順次、供用を開始する予定となっている。
