11月11日開通 九州中央道「高千穂日之影道路」雲海橋交差点~日之影深角間 全通に向け整備促進に全力

[caption id="attachment_7303" align="alignleft" width="300" caption="テープカットとくす玉開披で開通を祝う関係者ら"][/caption]

国土交通省延岡河川国道事務所(田浦峰星所長)が整備を進めていた九州中央自動車道「高千穂日之影道路」の雲海橋交差点(宮崎県日之影町)~日之影深角IC(同県日之影町)間(延長2・8㌔)が11日、開通した。

日之影深角ICで開通式が開催され、河野俊嗣宮崎県知事をはじめ、蓬原正三宮崎県議会議長、佐藤貢日之影町長、原田俊平五ヶ瀬町長、来賓の地元選出国会議員、国土交通省の池田豊人道路局長ら関係者約250人が出席した。日之影中学校の生徒らによるオープニング演奏の後、関係者らはテープカットとくす玉開披、通り初めをして開通を祝った。

池田道路局長は式辞で「九州中央自動車道は延長約95㌔、これまでに約15㌔が開通している。今日、日之影町で初めて高速道路が2・8㌔開通した。来月には熊本県側でも開通を予定しており、開通延長が3割に達する」と述べた。続いて河野知事は「今後も全線開通をした時の喜びをイメージしながら、関係各県や沿線地域の皆様と連携を図り、整備促進に全力で取り組んでいく」と挨拶した。

「高千穂日之影道路」は片側1車線、通行無料。総事業費は248億円で、13年10月に着工。残る日之影深角IC~平底交差点間(延長2・3㌔)は現在、新平底トンネル(1665㍍)の掘削を進めている。

今回の開通で、高千穂町から延岡市間の所要時間は、国道218号を利用するよりも約3分短縮され、今後の延伸により、災害時の緊急輸送や観光振興、救急医療環境の向上などが期待される。

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