2012年8月 全高速トピックスバックナンバー

茨城・埼玉・千葉の3県知事「圏央道整備促進で緊急要望」羽田国交相に理解求める2012年08月30日

橋本昌茨城県知事は8月30日、上田清司埼玉県知事、森田健作千葉県知事とともに、羽田雄一郎国交相に「圏央道の整備促進に関する緊急要望」を行い、早期整備に理解を求めた。

「緊急要望」は、①関越道から東関東道については、土地収用法の手続きを迅速に進め、早期かつ確実な用地取得を図るとともに、供用時期を明確にし、一日も早い開通を図ること②大栄から横芝間については、来年度から全線にわたり本格的な事業の展開を図り、ミッシングリンクとならぬよう早期開通を図ること③圏央道をはじめ、地域の防災力の強化や住民の安全・安心に必要な道路整備の予算を確実に確保すること――を骨子としており、3県知事は首都圏中核都市を結ぶ圏央道の重要性から、「明確な供用時期を示した上で、早期に全線開通を」と訴えた。

羽田国交相も「圏央道は防災・減災の観点からも最重要。用地取得や予算確保に向けて、皆さんと連携して取り組みたい」と応じた。

なお、橋本茨城県知事は同日、羽田国交相への要望に先立ち、藤田幸久財務副大臣、樽床伸二民主党幹事長代行とも面会。圏央道の早期整備を求めた。

新名神三重・滋賀県民協議会が大会開催2012年08月26日

新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会(会長=嘉田由紀子滋賀県知事)は8月26日、滋賀県大津市内で、平成24年度大会を開催した。

嘉田知事や副会長の鈴木英敬三重県知事、沿線自治体の首長や議員、団体関係者ら約120人が出席。

嘉田知事は「4月に念願であった大津以西の区間の着工判断、三重県区間では亀山西JCTのフル化整備が決定し、協議会の所期の目的を達成する目途がつき、大変喜ばしい。昨年の大震災を教訓に、改めて高速道路の多重化の重要性が認識された。大規模地震時に新名神が必要となることは言うまでもない」と述べ、早期全線整備に向け全力で取り組んでいくと強調した。鈴木知事は「道路は経済の軸、防災の軸、繋がってこそ意味がある。両県の関係者が役割を認識し、一致団結して早期全線整備をしていきたい」と述べた。

続いてNEXCO中日本、西日本から、新名神の整備状況が報告された。

その後、両県の地元団体から、意見発表が行われ、三重県代表の新名神と鈴鹿亀山地域の幹線道路整備を進める会の豊田由紀美副会長(みえのみち・女性会議代表)は、「昨年8月に東日本大震災の被災地を視察し、高速道路の防災面での重要性を再認識した。大動脈である新名神高速道路とそこから繋がる全ての道路のネットワークを一日でも早く完成させていただくようにお願いいしたい」と述べた。

滋賀県代表の草津商工会議所の金澤郁夫専務理事は、「平成20年の亀山JCT~草津田上ICの開通により一定の効果は出ているが、この効果を現在整備中の地域にも広げ、全線開通により効果を最大限にすることが肝要。災害の観点からも、開通から50年経過した名神高速道路だけでは不安。一日も早く全線を開通させてほしい」と述べた。

最後に、協議会として、四日市~亀山、大津~城陽、八幡~高槻間の早期整備、鈴鹿PAスマートICを本線供用と同時に供用することなどを国に求める旨の決議を採択した。

新名神促進北伊勢経済団体会議ほか2団体早期整備訴え要望活動2012年08月22日

北勢地域の経済団体でつくる「新名神促進北伊勢経済団体会議」(会長=齋藤彰一四日市商工会議所会頭)他2団体は8月22日、国土交通省の津島恭一政務官を訪れ、新名神高速道路、東海環状自動車道、国道1号北勢バイパスの早期整備について要望活動を行った。

齋藤会長の他、副会長の西村憲一桑名商工会議所会頭らと、民間2団体の会長らが出席。

要望で、北勢地域は、全国有数の工業エリアとして、日本の“ものづくり産業”を代表する企業が多数立地する地域であると強調。その一方で、恒常的な交通渋滞の発生で経済活動や日常生活に深刻な影響を及ぼしていると指摘。その上で、平成30年度開通予定の新名神高速道路・四日市北~亀山西間が早期整備されるよう整備促進、東海環状道・四日市北~北勢間、国道1号北勢バイパス・四日市市垂坂町~四日市市釆女町間の早期供用開始等を強く訴えた。

齋藤会長は「鈴木英敬三重県知事の産業政策実現には、大前提としてインフラ整備が必要。発災時の命の道としても道路は重要だ」と述べた。津島政務官は「公共事業費は削減傾向にあるが、災害の復旧・復興に優先的に投入している。地元の要望にも十分配慮していきたい」と応じた。

新東名開通記念シンポジウム”ふじのくに”づくりへ意見交換2012年08月20日

静岡県主催の新東名開通記念シンポジウム「内陸のフロンティアの実現に向けた“ふじのくに”の新しいかたち」が20日、静岡県男女共同参画センターで行われた。今年4月に県内区間が全通した新東名を基点に、同県が掲げる“ふじのくに”づくりに向け、意見が交わされた。

開会に先立ち、川勝平太静岡県知事が「東日本大震災の悲劇を繰り返さないためにも、内陸高台への町づくりが喫緊の課題となっている。太平洋工業ベルト地帯に産業が集積している現状下、大津波が発災すれば壊滅的打撃を受ける。新東名を軸にした内陸フロンティアの取り組みが求められている」と挨拶。9月末にまとめる全体構想への反映、総合特区申請に向けた機運醸成に努めていく考えを示した。

シンポでは基調講演に続き、国土技術研究センター理事長の大石久和氏、森田昌史農学博士(国土経営研究所会長)ら識者によるパネルディスカッションが行われ、災害に強い地域づくりに向け、思いを一つにした。

古田岐阜県知事と鈴木三重県知事が初懇談会東海環状道西回りルート早期整備について協力を確認2012年08月17日

岐阜県の古田肇知事と三重県の鈴木英敬知事の初の懇談会が17日、岐阜県養老郡養老町で行われ、両県を結ぶ東海環状自動車道西回りルートの早期整備について協力していくことなどを話し合った。

東海環状自動車道西回りルートは関広見IC~四日市北JCT間(延長約77㌔)で、9月15日に大垣西IC~養老JCT間(延長約6㌔)が開通するのを機に、両県では開通に向けて新たな工業団地の造成による企業誘致や観光客増加に向けた施策、大規模災害時において緊急物資の輸送などで、連携を進めることなどを話し合った。

古田知事は「東海環状自動車道東回りルートの整備で観光客が9%増えた。西回りルートが1年でも早く全面開通するよう協力して働きかけよう」と提案。これに対し、鈴木知事も「西回りルートの早期開通に期待する。地域の魅力を高める道路整備を早く進めたい」と述べ、国やNEXCO中日本に強く要望していくことを確認した。

第3回東名・新東名見学会の参加者募集中!2012年08月17日

「NPO法人高速道路友の会」と「全国高速道路建設協議会」は8月23日(木)、東名と今春開通した新東名高速道路をバスで巡る「第3回東名・新東名高速道路見学会」を開催する。コースは4月14日、高速道路史上最長の162㌔一挙開通を果たした御殿場JCT~三ヶ日JCT間のうち、東側区間にあたる御殿場JCT~清水PA間約50㌔。

高速道路の魅力を広くPRする施設として開通と同時オープンした「コミュニケーション・プラザ川崎」、「同富士」では、建設工事のジオラマやプレゼンテーション映像を鑑賞するほか、「ネオパーサ駿河湾沼津」、「同清水」では新東名限定のショップが並ぶ最新の商業施設を視察する。

さらに、土木学会田中賞を受賞した「富士川橋」では、一般道側から富士川橋全体の構造と魅力をあますことなく見学する予定。NEXCO中日本スタッフやNPOのボランティアスタッフが随所で説明を行う移動教室スタイルとなっており、一般ツアーでは味わえない、夏休みの自由研究や印象的なイベントとしておすすめだ。

参加費は一般4800円、会員・学生は3800円。会員登録は無料。募集人数は40人。参加ご希望の方は、友の会HP(http://k-tomonokai.org/index.html)へ。

【コース概要】

東京駅出発(午前9時)→東名川崎IC→コミュニケーション・プラザ川崎、交通管制室見学→東名川崎IC→新東名駿河湾沼津SA(ネオパーサ見学、昼食)→新東名新富士IC、コミュニケーション・プラザ富士見学→新東名富士川橋見学→東名富士川スマートIC→新東名清水PA見学→東京駅解散(午後5時30分頃)

各自治体別の協議会発足へ/7/31全高速スマート・追加IC事業推進委員会2012年08月10日

全高速は7月31日、都道府県会館でスマート・追加IC事業推進委員会を開き、スマートIC、地域活性化ICの円滑な事業推進に向け意見交換を行った。

スマートICについては今年4月、17カ所で連結許可が出されたものの、今後の事業化に向けては利便増進事業費の動向から、整備財源の確保が課題となっている。委員会では安定的に財政措置が行われるよう、国等へ提言していくことの必要性が指摘された。

全高速では、スマート・地域活性化IC事業の推進、利用促進等を目的に各自治体別のIC協議会の立ち上げを目指していく。

阪神高速8号線京都線高架下「パークアンドライド駐車場」京都市が管理・運営事業者を募集2012年08月10日

京都市は、まちづくりの一環として阪神高速8号京都線(鴨川西出入口~上烏羽口駅付近)高架下等を「パークアンドライド駐車場」として有効活用する方針を打ち出し、管理、運営を行う事業者を28日まで募集する。

「歩くまち・京都」総合交通戦略に資するための計画である時間貸し駐車場「パークアンドライド駐車場」は、大型バス約40台、普通車は第1・第2合わせて約170台を予定し、今年11月中旬には開設予定。駐車場に係る整備は、決定事業者が行い、駐車場利用料を収入とし、京都市に土地の賃借料等を支払う。設置期間は、15年。質問は持参、郵送、FAXで16日まで受付中。詳細は、京都市のホームページに掲載中。

<URL>http://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000126036.html

災害に強い「伊豆縦貫道」の早期全通を求める伊豆エリアの首長ら結集し要望活動2012年08月09日

「災害に強い高規格幹線道路『伊豆縦貫自動車道』の早期全通」を求め、沼津市、伊豆の国市、伊豆市、下田市、河津町、函南町、南伊豆町など、伊豆エリアの首長らが結集し9日、藤田幸久財務副大臣や津島恭一国交政務官に要望を行った。

伊豆縦貫自動車道は静岡県沼津市から下田市を南北に結ぶ一般国道自動車専用道路。沿線地域は30年以内の発生確率が88%とされる東海地震や、それに伴う10~25㍍規模の津波により甚大な被害が想定されているものの、開通区間は延長約60㌔のうち北側の一部約16㌔(開通率27%)に止まっている。

要望では、伊豆縦貫道を構成する東駿河湾環状道路整備促進期成同盟会の会長を務める栗原裕康沼津市長が、東駿河湾環状道路のうち未事業化区間となっている沼津岡宮IC以西区間(原一本松~沼津岡宮間延長7.9㌔)について、「海抜10m未満及び液状化の危険性の高いエリアを回避し、緊急輸送路としての機能が期待される」と説明し、平成25年度の新規事業化を要請。伊豆縦貫道の早期全通と既存道路と一体となった効率的な道路ネットワークの短期間による構築を進めるために、道路整備に係る所要予算、社会資本整備総合交付金の所要額の確保等を求めた。

1日も早い開通へ向け「財源確保」を訴える圏央道建設促進期成同盟会総会2012年08月07日

埼玉県内の通過市町村で構成する「首都圏中央連絡道路建設促進期成同盟会」(会長=田中暄二久喜市長)は7日、東京・平河町の都道府県会館で平成24年度通常総会を開催。圏央道の開通目標達成、とくに整備効果の高い関越道と東北道を繋ぐ区間について、1日も早い開通を図ることを柱に、圏央道を最大限活用できるよう一体的で利用しやすい料金体系の構築を求めることなど4項目を決議した。

田中会長は、埼玉県の圏央道は延長58.4㌔の約6割にあたる36.5㌔が開通している現況を紹介。江崎グリコやYKK等が進出していることにも触れ、「開通効果の大きさを実感している」と述べ、「平成25年度には東名と繋がり、東日本と西日本が都心を通らずに結ばれるようになる。埼玉県内の全通は『平成26年度以降』とされているが、1日も早く実現されるよう財源確保を強く働きかけて参りたい」と訴えた。

また、小島信昭埼玉県議会議長は「全ての県民・国民が開通効果を体感している圏央道の整備促進を応援すべく、34人で圏央道建設・沿線地域整備促進埼玉県議会議員連盟(会長=樋口邦利議員)を構成している。引き続き全力で頑張りたい」と力を込めた。

3道は東北復興に不可欠東北中央道・日沿道・東北横断道酒田線促進合同大会2012年08月07日

東北中央自動車道、日本海沿岸東北自動車道、東北横断自動車道酒田線の建設促進合同大会が7日、都内で開催され、沿線関係者、地元選出国会議員など約250名が参加した。昨年の東日本大震災の教訓を踏まえ、東北全体で代替機能を発揮するためのバランスの取れた高速道路ネットワークの整備推進を図るため、大会終了後は民主党陳情要請対応本部一川保夫本部長代理、国土交通省吉田おさむ副大臣へ、それぞれ鹿野道彦、和嶋未希氏同席のもと提案活動を実施。「地域住民の命を守り、地域経済に活力を与える基本的な社会基盤」として、3道の早期整備の必要性を訴えた。

同大会は東北中央自動車道建設促進同盟会、日本海沿岸東北自動車道建設促進同盟会、宮城・山形横断自動車国道建設促進同盟会が主催。3同盟会会長の吉村美栄子山形県知事は「高速道路は、ネットワークとして繋がってこそ初めて本来の効果を最大限発揮する。東北地方の復興を支援するためにも、横軸の高規格と縦軸の高速を早期に繋げていく必要があり、その実現に向け関係自治体等と手を携え取り組んでいく」と挨拶、参加者に協力を呼びかけた。

当日会場には、地元選出国会議員が多数出席。衆議院から金田勝年、木村太郎、長島忠美、中野渡詔子の4氏、参議院から金子恵美、佐藤信秋、塚田一郎、寺田典城、中原八一、森まさこの6氏が駆けつけ、3道を軸としたネットワークの構築に向け、超党派で取り組んでいく決意が語られた。

高速道路のあり方検討有識者委員会委員も務めた太田和博専修大商学部教授による講演「今後の高速道路政策と地域の対応」が行われた後、東北中央自動車道を代表して立谷秀清相馬市長(福島県)、日本海沿岸東北自動車道を代表して横山忠長にかほ市長(秋田県)、東北横断自動車道酒田線を代表して榎本政規鶴岡市長(山形県)がそれぞれ大会決議を提案。満場一致で採択された。

「道東道の利用促進キャンペーン」を実施/北海道横断自動車道釧路地区早期建設促進期成会2012年08月04日

北海道横断自動車道釧路地区早期建設促進期成会(会長=蝦名大也釧路市長)は4日、道東自動車道の利用促進を地域住民にPRするため、くしろ港まつり(3日~5日開催)の会場の1つである釧路市観光国際交流センターの一角で、「道東自動車道利用促進キャンペーン」を実施した。

まつり会場は、多くの家族連れでにぎわい、同キャンペーンで用意した来年2月28日まで実施される「湯~遊~キャンペーン」のパンフレットや、十勝スカイロードハイウェイマップ等600セットを全て配布し、幅広い年齢層の人達にPRした。

キャンペーンブースに設置したテレビでは、北海道横断自動車道・本別~釧路間の建設状況写真のスライドショーを放映。また、時間短縮効果や物流の効率化等の整備効果を紹介したパネル、浦幌~釧路間の建設状況図の展示等を行った。

来場者からは、道横道・浦幌~釧路間の開通予定や工事の進捗状況、湯~遊~キャンペーンの詳細、札幌南ICまでの高速道路料金や、阿寒ICの場所などについての質問が寄せられた。

早期全線開通に向けて約1,100人の地方大会/東九州道建設促進協議会2012年08月03日

東九州自動車道建設促進協議会(会長=広瀬勝貞大分県知事)は3日、宮崎県シーガイアコンベンションセンターで同自動車道の早期全線開通に向けて一層の事業推進を訴える建設促進地方大会を開催した。

促進大会が開催された同センターには、広瀬大分県知事、河野俊嗣宮崎県知事をはじめ福岡、大分、宮崎、鹿児島4県と北九州市から沿線の市町村長、経済界代表、一般住民ら約1100人以上が参集した。

今年度に入って、高速道路事業凍結解除へと進み、2年後の平成26年度中に北九州~宮崎間のほとんどが、供用開始となることもあって会場は、28年度予定の一部区間の2年前倒しや宮崎以南の整備推進を期待、熱気が充満。

会長の広瀬大分県知事は「東日本大震災や先月の九州北部豪雨で高速道路は、人命救助や緊急物資輸送等に貢献した。特に整備が遅れている東九州道は、九州の一体的発展にとっても欠かせない最優先の重要路線。一日も早い完成を目指しし頑張る」と強調。河野宮崎県知事は「南海トラフ地震に備え、ネットワークの整備強化が必要。力を結集してまいりたい」と決意を述べた。

続いて福岡、鹿児島両県の副知事や北九州市の代表が地域の情勢を踏まえたアピールを行なった。

この後、5人の沿線住民代表が意見を発表。その中で宮崎県の道づくりを考える女性の会代表は「高速道路が出来れば宮崎は、全ての面で良くなり、自然に発展する」と熱っぽく訴え、会場の賛同を得ていた。

同大会では、以上の切実な訴えと意見発表を盛り込み、ミッシングリンクの早期解消、道路財源の安定確保を柱とする6項目の決議を満場一致で採択。政府与党へ強く申し入れる行動を起こすことを決めた。最後に1100人を超える参加者は、早期全線開通の実現を目指しガンバローを三唱し、整備促進の一声が会場一杯に轟いた。

なお、この地方大会に先立って講演会が行われ、参加者は、河野宮崎県知事の「ウエルカムアドレス・古事記編纂1300年アピール」、吉崎収九州地方整備局長の「東九州自動車道をとりまく最近の話題について」の講話を熱心に興味深く聴いていた。

関東地方結ぶネット早期完成へ「6県が結束して訴え」/中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会総会2012年08月02日

中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会(会長=石井隆一富山県知事)は2日、千代田区平河町の都道府県会館で平成24年度定期総会を開催。中部縦貫自動車道を軸に北陸、飛越、甲信地域と関東地方を結ぶ幹線道路の早期完成に向け、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜6県が結束して国等に訴えていくことを確認した。

冒頭、副会長の古田肇岐阜県知事が「政権交代後、コンクリートから人へと掲げられていたが、震災を機にそうしたことも解けてきた。アジアのダイナミズムを取り込むため、また命の道としてネットワークの重要性が認識されつつある」と開会挨拶。「整備財源の確保が問題となる中、知恵を出し合い、心を一つにして取り組んでいきたい」と呼びかけた。

続いて、石井会長が挨拶。「国土の均衡ある発展のため、防災、リダンダンシーを考える中で、高規格幹線道路ネットワークは必要不可欠なインフラ。公共事業予算が縮減される流れの中、一致協力して地方の思いを伝えたい」と力強く語った。

議案審議では平成24年度事業計画案、収入・支出予算案のほか、阿部守一長野県知事を新会長とする役員改選案を承認。最後に中部縦貫自動車道のほか小松白川連絡道路、富山高山連絡道路等の早期ネットワーク化を求める決議案を満場一致で採択した。

京都縦貫道・新名神等の重要性を全国にアピール/京都府高速道路網整備促進協議会総会2012年08月01日

京都縦貫自動車道・新名神高速道路等整備促進協議会(会長=山田啓二京都府知事)総会が1日、京都平安ホテル(京都市上京区)で開催された。

府内の市町村長及び市町村議会議長ら約70人が出席。

会長挨拶で、太田昇副知事は「京都縦貫道、新名神、鳥取豊岡宮津自動車道を整備する上で重要なのは、日本全体の中で必要なものだとアピールすること。災害に強い国土づくりのために必要な路線であることを全国に主張していきたい」と、山田知事に代わり挨拶した。

総会では、京都縦貫道の大山崎~沓掛間の平成24年度完成、丹波~京丹波わち間の平成26年度完成。新名神の城陽~八幡間の平成28年度完成、大津~城陽間及び八幡~高槻間の一日も早い完成。鳥取豊岡宮津自動車道の直轄国道(指定区間)としての早期整備等を骨子とする決議を満場一致で採決した。

併せて、京都府域の高速道路網の整備充実に向け、より一層幅広い活動を展開していくため、協議会名称を「京都縦貫自動車道・新名神高速道路等整備促進協議会」から、「京都府高速道路網整備促進協議会」に変更することも決定した。

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