2013年2月 全高速トピックスバックナンバー

早期開通求め要望活動敦賀舞鶴間道路整備促進期成同盟会2013年02月18日

敦賀真鶴間道路整備促進期成同盟会(会長=西川一誠福井県知事)は2月18日、NEXCO中日本、国土交通省近畿地方整備局を訪問し、舞鶴若狭自動車道の早期開通と、スマートICの設置許可を求める要望活動を行った。

満田誉福井県副知事や河瀬一治敦賀市長、野瀬豊高浜町長、森下裕若狭町長ら6人は、大阪市の近畿地方整備局を訪問し、平成26年度内とされている同道の全線開通時期を、平成26年夏までにするよう求めた。その他、地域の発展や防災機能強化のため、スマートIC整備の予算を図ること、敦賀スマートICの早期整備、三方PAスマートICの設置許可等を要望した。応対した谷本光司局長は「早期開通沿線自治体を同じ思い。スマートICでも地域の活性化に貢献できるよう協力していきたい」と述べた。

要望団は、名古屋市のNEXCO中日本本社と名古屋支社も訪問。工事の受注において、県内業者の受注機会の増大と下請活用を進めること等を求めた。

2月18日高速道市議会協議会第39回総会開催/1万4000㌔早期整備で決議2013年02月18日

全国高速自動車道市議会協議会(会長=田村雄二苫小牧市議会議長)は18日、都内で第39回総会を開き、平成25年度運動方針等を審議。地域の願いである高規格幹線道路網1万4000㌔の早期完成と財源確保等に向け、会員総意のもと、政府関係機関へ強力に要請していくことを誓い合った。

冒頭、田村会長が挨拶に立ち、整備現況について「高規格幹線道路の供用率は未だ7割に過ぎず、連続したネットワークが形成されていないため、効果が最大限に発揮されていない」と指摘。更に、中央自動車道・笹子トンネルの天井板崩落事故や関越自動車道で発生した高速ツアーバス事故にも言及し「早期整備に向けた必要財源の確保とともに、防災・安全対策等の推進に向け、一層の協力を」と参加者に呼びかけた。

続く来賓挨拶では、衛藤征士郎衆議院議員が「政権交代を経て、現在ではアベノミクスの3本の矢を放ち、持続的成長の軌道を描こうとしている。その際、最も相乗効果が高いのは高速道路のミッシングリンクの整備だと確信している」と挨拶。「ミッシングリンクを繋いだ時の経済効果、GDPをどれだけ押し上げるのか、その目標数値を各界挙げて明示し、高速道路の多面的機能、効果を広く訴えていくべき」とした上で、「25年度予算だけでなく、26、27年度も含めた3カ年でミッシングリンクを早く整備できるよう頑張ろう」と力強く語った。

協議では、平成25年度運動方針案、会議・運動日程案などを原案のとおり決定。最後に、①高規格幹線道路網1万4000㌔の早期完成に向けた明確な方向性を示すとともに、財源確保に万全を期すこと②ミッシングリンク解消及び暫定2車線区間の4車線化の速やかな実現を図ること③地域振興や産業活性化に資するため、インターチェンジ及びスマートICなど簡易ICの一層の整備促進を図ること――等を骨子とする決議案を満場一致で採択した。

上北道路開通と地域を考えるシンポジウム25日開催/青森県高規格道路建設促進期成会2013年02月15日

青森県高規格道路建設促進期成会(三村申吾青森県知事)等は25日午後2時30分~午後4時まで、六戸町メイプルホール「多目的ホール」(同県上北郡六戸町犬落瀬前谷地61-1)で、「上北道路開通と地域を考えるシンポジウム~つなげよう人と人。そして未来へ~」を開催する。入場無料、申込み不要。定員は200人。

コーディネーターに青森大学の井上隆教授、パネリストには、社会資本整備審議会専門委員でもある三八五流通の泉山元代表取締役社長らを迎え、三村知事、国土交通省の盛谷明弘青森河川国道事務所長らをコメンテーターとしたパネルディスカッションが行われる。

新東名と一体となった早期ネット化を要望川勝静岡県知事が太田国交相と面談2013年02月01日

川勝平太静岡県知事は1日、国土交通省を訪れ、太田昭宏国交相と面談。同県が取り組む「富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり」の実現に向け、必要不可欠な伊豆縦貫自動車道や中部横断自動車道など高規格幹線道路網の整備促進と、静岡空港における基幹的広域防災拠点等について要望した。

新東名と連結する伊豆縦貫自動車道や中部横断自動車道など南北をつなぐ高規格幹線道路の整備は、新東名と一体となって静岡県内外の交流の促進とともに、「命の道」として防災機能の飛躍的な向上が期待されることから、高規格幹線道路の早期ネットワーク化は県民の強い思いとなっている。

川勝知事は、東日本大震災の復興に向けた先進事例として、内陸フロンティアの取り組みを紹介。その礎となる社会資本として東駿河湾環状道路西区間、天城北道路、河津下田道路等の伊豆縦貫道の整備促進と、中部横断道の平成29年度までの全線供用を要請。「災害に強い地域づくりを進める上でも早期整備を」と訴えた。

太田国交相も国の防災・減災対策にも合致する川勝知事の提案に理解を示し、「その必要性は十分認識している」と応じた。

NEXCO中日本の金子社長が会見「2度と事故を起こさない決意」天井版崩落事故再発防止策を提出2013年02月01日

NEXCO中日本の金子剛一社長は1日、中央自動車道・笹子トンネルで発生した天井板崩落事故の再発防止策をまとめ、梶山弘志国土交通副大臣に提出した。金子社長は会見で「二度とこのような事故を起こしてはならないとの強い決意のもと、安全性最優先の観点で取り組んでいきたい」と述べ、再発防止に全社挙げて徹底を図っていく考えを強調した。

事故の反省、教訓を踏まえた安全性向上の取り組みでは、社内の意識改革と老朽化に対応した点検・補修業務の見直しなどを柱に掲げた。事故で問題点が指摘された要領・マニュアルも改める。

現在、国交省が設置した「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会」において今回の事故の原因究明・再発防止を、また同省が設置した「社会資本整備審議会道路分科会道路メンテナンス技術小委員会」において基準類のあり方がそれぞれ審議。更に東・中・西日本の高速3社が設置した「高速道路資産の長期保全及び更新のあり方に関する技術検討委員会」において道路構造物の長期保全のあり方を検討している。

同社では、これらの結果を「安全性向上3カ年計画」に反映させ、着実に実行していく方針。

なお、事故後、通行止めとなっている笹子トンネル上り線は今月8日に開通する予定。開通すれば約2カ月ぶりの全面復旧となる。

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