3月21日 唐桑高田道路・唐桑小原木~陸前高田長部間開通 宮城、岩手県間を高速で結ぶ

[caption id="attachment_10279" align="alignleft" width="300"] 3月21日に開通した唐桑小原木~陸前高田長部間[/caption]

復興道路「三陸沿岸道路」の唐桑高田道路・唐桑小原木IC~陸前高田長部IC間(延長3・5㌔)が21日午後3時半に開通した。今回の開通により、宮城・岩手県境の三陸沿岸地域が高速幹線道路ネットワークでつながった。両県の豊富な観光資源へのアクセス向上により、県境を越えた広域観光の支援や、両県間の輸送時間が短縮し連携が強化され、水産業・水産加工業の復興を支援する。

開通に先立ち、午前11時半から、唐桑小原木ICで開通式典が開催され、達増拓也岩手県知事、宮城県の佐野好昭副知事、戸羽太陸前高田市長、菅原茂気仙沼市長など沿線首長、国交省の髙田昌行東北地方整備局長や国会議員など関係者約250人が出席した。

達増岩手県知事は「岩手県内の三陸沿岸道路は釜石以南が全て開通し、宮城県気仙沼市まで自動車専用道路で結ばれ、県境を越えた地域間の連携強化が図られ、産業・経済の活性化や新鮮な海産物の輸送効率向上と販路拡大による水産業振興が期待される」と挨拶。宮城県の佐野副知事は「大規模災害時には『命の道』としての機能が発揮されるとともに、三陸沿岸地域の基幹産業である水産業をはじめ、地場産業、地域経済の活性化や観光振興に大きく寄与する」と知事の挨拶を代読した。

関係者らはセレモニーで、テープカットやくす玉開きを行った後、開通区間を走り初めして開通を祝った。

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