3月7日常磐道「常磐双葉IC」復興事業の加速が期待 付加車線約4.3㌔の設置も

福島県双葉町とNEXCO東日本は1月30日、常磐自動車道の常磐双葉ICを3月7日午後3時に開通すると発表した。あわせて広野IC~山元IC間の付加車線(約13・7㌔)のうち約4・3㌔を完成させる。

常磐双葉ICは、地域活性化ICとして整備され、大熊IC~浪江IC間(延長10・3㌔)のほぼ中間地点に設置される。

復興事業が本格化する沿岸部や中心市街地が、常磐双葉IC10分圏内に含まれ、高速道路の利用圏域拡大による復興事業の加速が期待されるほか、原発事故発生時の住民・作業員などの避難圏外までの避難路が多重化され、所要時間の短縮、渋滞回避が図られることから、緊急時に安心・安全な避難路確保が期待される。

常磐双葉IC~いわき中央IC間の通常通行料金は、普通車1580円、大型車2500円。

一方、付加車線は、相馬IC~新地IC間に1・9㌔、大熊IC~浪江IC間に2・4㌔設置される。片側1車線を2車線にする付加車線の設置は、利用者の安全性が高まるほか、スムーズかつ運転ストレスの少ない快適な走行が期待される。

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