「京都高速道路」の移管と引継ぎ式 阪神高速から京都市、NEXCO西日本へ 料金体系も新たに整理・統一

[caption id="attachment_10274" align="alignleft" width="300"] 京都市役所で開催された引継ぎ式[/caption]

阪神高速道路が管理する「京都高速道路」の移管と引継ぎ式が3月18日、京都市役所で開催された。

4月1日から、京都高速道路のうち、新十条通(稲荷山トンネル)は、無料の自動車専用道路として京都市が引き継ぎ、油小路線は、NEXCO西日本に引き継がれ、第二京阪道路や名神高速道路等と一体的に管理されることになる。

これまで、京都都市圏の高速道路は複数の管理主体により管理され、利用者にとって分かりにくい料金体系となっていたが、京都市中心部と東部地域を結ぶ交通の利便性が向上するとともに、対距離制を基本にした新たな料金体系に整理・統一が図られる。

引継ぎ式には、門川大作京都市長、国土交通省の黒川純一良近畿地方整備局長、京都府の山下晃正副知事、NEXCO西日本の前邦彦執行役員関西支社長、阪神高速道路の幸和範代表取締役社長が出席した。

門川市長は「市中心部と山科周辺部の更なる利便性の向上に繋がり、五条通などの渋滞緩和に繋がっていくものと考えている。京都市全体、関西圏の発展に貢献してまいりたい」と述べた。黒川局長は「今回のような既存の施設を賢く使う取組を進めていくことで、より活力のある地域を次の世代に向けて渡していけるように頑張ってまいりたい」、幸社長は「従前よりも更なる安心安全、快適を提供され、地域に益々愛される道路になって欲しい」と述べた。

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