「早期全線開通」を訴え気勢 3知事が石破会長らに要望書手交

[caption id="attachment_8981" align="alignleft" width="300" caption="頑張ろう三唱で大会を締めくくる参加者"][/caption]

京都、兵庫、鳥取3府県の日本海側沿岸を結ぶ高速道路、山陰近畿自動車道の整備促進を訴える「山陰近畿自動車道整備推進決起大会」が11月20日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われた。沿線選出の国会議員、首長ら総勢約250人が参集し、「早期の全線開通を」と気勢を上げた。

主催は山陰近畿自動車道整備推進議員連盟(会長=石破茂衆議院議員)、山陰近畿自動車道整備推進協議会(会長=西脇隆俊京都府知事)。議連の谷公一事務局長の進行で始まった大会は冒頭、石破会長が「人口が減っているところほど早期に整備するという価値観が国家のために必要」と挨拶。来賓で出席した青木一彦国土交通副大臣は「延長120㌔のうち、供用は44㌔に止まり、未事業化区間は5割も残っている。日本海国土軸を形成するうえで重要な道路であり、1日も早い全線開通が必要」と挨拶し、整備推進に取り組む姿勢を強調した。

この後、登壇した推進協会長の西脇京都府知事が「山陰近畿道は全国でも数少ないミッシングリンク区間」と強調。続いて、井戸敏三兵庫県知事が「早期供用を実現するためには道路予算の確保が不可欠」、平井伸治鳥取県知事が「このミッシングリンクが残っていることが異常。120㌔が完成すれば国も良くなる」と熱く語り、結束して地域の思いを国へ届けていくことを誓った。

大会では、事業中区間の岩美道路、浜坂道路Ⅱ期、大宮峰山道路の事業推進に必要な予算確保と未事業化区間の早期事業化、重要物流道路の指定等を骨子とした要望書を、3知事が石破会長、佐藤信秋自民党ITS推進・道路調査会会長代行、池田豊人国交省道路局長へ手交。全員総立ちの中、頑張ろう三唱で締めくくられた。

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