「第二湾岸」検討へ 森田千葉県知事に石井国交相が表明

[caption id="attachment_7550" align="alignleft" width="300" caption="石井国交相に要望書を手交する森田千葉県知事"][/caption]

森田健作千葉県知事は17日、石井啓一国土交通大臣と面談し、千葉県湾岸エリアで第二東京湾岸道路を軸とした新たな高規格道路ネットワークの具体化を要望。石井国交相は湾岸エリアの渋滞解消に向け、第二東京湾岸道路を中心とした検討会を設置し、検討を加速させていくことを表明した。

森田知事は、湾岸交通を支える東関東道、京葉道路、国道357号、国道16号で慢性的な渋滞が発生している現状とともに、東京湾アクアラインにおいても、特に休日の朝夕、交通集中による渋滞が発生している状況を説明。湾岸地域が持つポテンシャルを十分に発揮させ、国際競争力の強化や地域の活性化、災害対応力の向上を図っていくためにも「平常時、災害時を問わない安定的かつ安全、円滑な人、モノの流れを確保するためにも新たな規格の高い道路ネットワークの形成が必要」と訴えた。

これを受け、石井国交相は第二東京湾岸道路について「国が主体となって検討会を設置して、検討を進める」と前向きな姿勢を示し、「県の方でも地元調整をお願いしたい」と語った。

また同日、森田知事は東京湾アクアライン通行料金800円(ETC普通車)の継続と、今後は割引期間を3年ごとに継続していくことについても要望。石井国交相は「3年ごと継続する方向で調整していく」と回答した。

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