「重要物流道路」指定で早期整備を 南九州西回り道3団体建設促進大会 大会後 国交省・財務省へ要望活動

[caption id="attachment_8976" align="alignleft" width="300" caption="決議採択後、参加者全員が万歳三唱して気勢をあげた"][/caption]

南九州西回り自動車道建設促進協議会(会長=三反園訓鹿児島県知事)、南九州西回り自動車道建設促進議員連盟(会長=金子恭之衆議院議員)、南九州西回り自動車道建設促進期成会(会長=椎木伸一出水市長)は11月22日、東京・千代田区のホテルルポール麹町で、建設促進大会を開催した。

三反園知事や椎木市長、金子衆院議員のほか、熊本県の田嶋徹副知事、国会議員や鹿児島、熊本両県の自治体関係者約80人が出席した。

開会挨拶で三反園知事は「いまだに2区間、およそ39㌔にわたってミッシングリンクが存在している。このミッシングリンクを解消するためには、1千億円の予算が必要とされている」と述べ、「安定的、長期的な予算の確保、この路線への重点配分をお願いしたい」と関係者に協力を呼びかけた。

これまで数々の災害を経験した両県にとって、災害時には避難路や緊急輸送道路として機能する「命の道」となるよう、ミッシングリンクの解消を図ることが極めて重要な課題となっている。大会では、20年度予算において高速道路網の整備を推進するための所要額の満額確保、南九州西回り道全線を「重要物流道路」に指定し、早期整備を図ることなどの大会決議を満場一致で採択。参加者全員で万歳三唱し気勢をあげた。

大会後、三反園知事ら要望団は、国土交通省の佐々木紀大臣政務官や池田豊人道路局長、財務省などを訪れ、要望書を手交した。佐々木政務官は「すごく大事な道路であることは十分理解している。スピード感を持って着実に開通へ向け進めてまいりたい」と応じた。

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