三陸沿岸道路・釜石山田道路 大槌~山田南間1月12日に開通 産業の復興支援等に大きく貢献

[caption id="attachment_7556" align="alignleft" width="300" caption="山田南IC付近の本線上で開催された開通式典"][/caption]

復興道路である三陸沿岸道路のうち、「釜石山田道路」の大槌IC~山田南IC間(延長8・0㌔)が12日午後3時30分に開通した。今回の開通で、強靭で信頼性の高い道路ネットワークの形成、三陸沿岸地域の産業の復興支援、医療施設へのアクセス性などに大きく貢献することが期待される。

開通に先立ち、午前11時30分から、山田南IC付近の本線上で開通式典が開催され、達増拓也岩手県知事、佐藤信逸山田町長、平野公三大槌町長ら沿線首長、国土交通省の池田豊人道路局長と、鈴木俊一衆院議員、木戸口英司、佐藤信秋両参院議員ら来賓など関係者約250人が出席した。主催は岩手県と山田町、大槌町、国土交通省南三陸国道事務所。

冒頭、達増知事は「大槌町から山田町を経由し、宮古市に至る約35㌔が結ばれる。豊富な観光資源を有する岩手の周遊型観光の発展が期待されるなど、三陸沿岸地域の復興を力強く後押しすると確信している」と述べた。

続いて池田道路局長は「今後も復興道路・復興支援道路について、復興・創生期間内の20年度末までに、全線の開通を目指して事業を推進していく」と力を込めた。

関係者らは、テープカットやくす玉開披を行い、開通区間をパレードして、開通を祝った。

釜石山田道路・釜石JCT~山田南IC間(延長23㌔)の全体事業費は約1038億円。釜石JCT~釜石両石間(5・6㌔)は今年度、釜石北~大槌間(4・8㌔)は19年度の開通を予定している。

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