中部縦貫道の早期開通を 杉本福井県知事がオンライン要望

[caption id="attachment_10727" align="alignleft" width="300"] 国交省の鳩山政務官へ「国土強靱化に中部地方整備局縦貫道は必要不可欠」と訴えた[/caption]

中部縦貫自動車道建設促進福井県協議会(会長=杉本達治福井県知事)と福井県議会高規格道路建設促進議員連盟(会長=山岸猛夫福井県議会議員)は5日、国土交通省に、中部縦貫自動車道の早期完成・開通と管理体制の強化を要望した。

要望には、杉本知事、畑孝幸県議会議長、石山志保大野市長、水上実喜夫勝山市長および山岸猛夫会長が参加し、国土交通省の鳩山二郎大臣政務官、吉岡幹夫道路局長に対しオンラインで行った。

杉本知事らは、「南海トラフ地震や大雪などの大規模災害発生時に代替機能を発揮する中部縦貫道は、防災・減災、国土強靱化の強力な推進に必要不可欠な道路である」として、予算確保と早期完成・開通を要望した。あわせて、1月の福井県集中降雪を踏まえた除雪対応の具体化を求めた。

県内では現在、中部縦貫道の大野油坂道路(延長35・0㌔)のうち、大野IC~和泉IC間(延長19・5㌔)は22年度の開通に向け整備が進められている。残る和泉IC~油坂出入口間(延長15・5㌔)は、未だ見通しが立っていないことから、開通年度の早期公表と、工期の長い大谷トンネルなどの工事を推進することを求めた。

鳩山政務官は除雪対応強化について「短期間でゲリラ的に降ってくる大雪は財政を揺るがす規模になるため、迅速に補助金・交付金を届けるようにしたい」、「中部縦貫道の大野から和泉までは22年度の開通を確実にやっていく。和泉から油坂の区間については、財務省に対して強く求めていく」と理解を示した。

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