国交省・村山道路局長に 早期完成を求め要望 山陰道長門・下関建設促進期成同盟会

[caption id="attachment_11464" align="alignleft" width="300"] 早期完成を要望する前田下関市長[/caption]

山陰道長門・下関建設促進期成同盟会(会長=前田晋太郎下関市長)は8月17日、国土交通省の村山一弥道路局長に対し、山陰道長門・下関間の早期完成を求めて、オンライン形式で要望を行った=写真=。

「俵山・豊田道路」の早期完成に向けた整備促進、優先整備区間「山陰道三隅・長門間」の計画段階評価の推進・早期事業化、未整備区間の「豊田・下関間」の早期の計画段階評価への移行のほか、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源確保、道路整備・管理が長期安定的に進められるよう新たな財源を創設、22年度道路予算の所要額確保などを訴えた。また、長門市の江原達也市長は「三隅・長門間」の中間ICを仙崎地区に設置するよう併せて要望した。

県内の山陰道は他県に比べ特に整備が遅れており、全体延長約115㌔のうち供用済みは17%の約20㌔に過ぎない。山陰道の高速道路ネットワークのミッシングリンク早期解消により豊かな地域資源、観光資源等による地域経済の活性化や企業誘致の促進、また、災害時の救急医療活動の円滑化等にも大きな効果が期待されている。

要望を受けた村山道路局長は、「俵山・豊田道路」は構造物が多い区間で大規模な事業費が見込まれるため予算確保がとても重要な課題。「三隅・長門間」については事業化を目指し、今年度中に複数のルート案を示す予定と述べた。

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